豊かな心の成長と仲間との絆。自分の思いを込めて踊るフラ

この記事は2021年2月3日に作成および更新したものです。
おでかけやご利用の際は公式サイト等で最新の情報を確認してください。
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フラ&タヒチアンダンススクール「ハーラウ・ナー・メア・フラ・リノリノ」
八本松地域センター教室のケイキクラス(ケイキとは、ハワイ語で「子ども」)を尋ねました。

色とりどりのパウスカートを履いた生徒が、みずっち先生を囲みます。
このクラスでは、現在、年長さんから中学生までの男女9人がフラを楽しく学んでいます。

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黒板には、5つの「ALOHA(アロハ)の心」が掲げられています。

ALOHAの心① 思いやり、優しさ

最年少の年長さんを気に掛け、そっと教えてあげる小学生。
みずっち先生に頼まれたわけではありません。
自然と、思いやる優しい心が育っているのですね。

「私、パウスカート2つ持ってきてるの。忘れたときに貸してあげたこともあるよ」と、
バッグからパウスカートを取り出して見せてくれた生徒さんも。

誰かが困ったときにはすぐに手を貸したいという気持ちに感動!!

「私たちはオハナ」と話すみずっち先生。
オハナとは、ハワイ語で家族のこと。

「リノリノの一員となるということは、オハナになるということ。
生徒同士はフラシスター。
思いやりと助け合いの心でつながって強い絆で結ばれているのです」

まだ小さい生徒さんも、大人も、みんなオハナ。
たとえフラから離れても、いつまでも、いつまでも、その絆は変わりません。

ALOHAの心② 調和、ハーモニー

何度か繰り返し練習していくうちに、みんなの動きが調和していくのがフラ。
バラバラだった足の動きも、いつしか揃っていきました。

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ALOHAの心③ 喜び

リノリノのメンバーは、お揃いの衣装を着て、イベントや地域のお祭り、発表会などに出演します。

仲間と一緒に日頃の練習の成果を披露し、
拍手をもらうのは、何にも代えがたい喜び。

昨年はコロナの影響でほとんど発表の場がありませんでしたが、
いつかまたそんな日が来るまで、心を一つに練習しています。

ALOHAの心④ 謙虚、素直な心

「『私はハワイアン』という気持ちで」
「下を見ないで、遠くを見て、伝えます、という気持ちで立ってね」
「初めてハワイに汽車が通ったときの喜びが分かるように踊りましょう」
みずっち先生の説明にきちんと耳を傾け、もう一度トライ。
動きがぐっとよくなりました。

意味を理解して、心をこめて踊ろうという、
みんなの素直な気持ちが伝わってきます。

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ALOHAの心⑤ 忍耐

フラの前には全員でストレッチから。
華やかに踊る前の基礎、準備運動は、つまらないかもしれないけれど大切なこと。
そして、決められた時間にきちんと集まって、練習に参加すること。
これらは、舞台で踊るための下準備、「忍耐」といえるのかもしれません。

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フラを始めた理由を聞くと「お友達が始めたから」「お母さんがフラをやっていたから」と
口々に教えてくれる生徒さん。

どんなことが楽しい?と聞くと
「きれいな衣装を着て発表会に出ること」
「踊ること全部が楽しい!」
「お友達と練習できること」
「家族も一緒だから」
と、いろんな話題が出てきました。
フラのことを話す生徒さんの顔はみんな輝いています。
きっと、舞台では、もっともっと輝いているんでしょうね。

こちらのクラスで、一番小さいメンバーは、年長さん。
「踊るのは楽しいよ」とはにかみながら教えてくれました。
「近所のお友達がフラを習っているのを知って、自分からやりたいと言い出したんです。
1年以上が過ぎましたが、とても楽しく練習しているので良かったです。
私もフラを見るのが好きですし、親も楽しみながら応援していきたい」とお母さん。
練習の待ち時間は、ママ同士交流するなどして、フラに関わる全員が楽しんでいるのがいいですね。

講師紹介

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設立して8年になる「ハーラウ・ナー・メア・フラ・リノリノ」。
代表のみずっち先生こと、大下瑞恵先生は、フラ歴14年。 東広島芸術文化ホールくらら、高屋西地域センター、ちゅーピーカルチャーセンター寺家、八本松地域センターでケイキのほか、男性フラ、アロマフラ、タヒチアンも指導しています。

長い指導歴の中で、たくさんのキッズと出会い、ケイキクラスも指導してきたみずっち先生に
「フラの魅力」そして、「幼児の頃からフラに親しむって、どんなこと?」と聞いてみました。

「フラは、まずバリアフリーなところが素晴らしいと思っています。
幼児から小中学生、高校生、大人まで、男女関係なく一緒に踊ることができます。
障害がある人も、一緒にレッスンします。
みんなで一緒に長く楽しめるのが魅力の一つですね」

なるほど。まだ小さいから、幼児だから上手にできないから、なんていうことは関係なく、
みんなで楽しむのがフラなんですね。

「元々文字をもたなかったハワイ人が、ハワイ文化を伝えるために踊ったのがフラ。
意味を伝えるストーリーテラー、それがフラダンサーです。
そこに自分の思いを込めるので、とても心が豊かになると思います」

みずっち先生が、曲の意味をきちんと説明しながら指導していたことを思い出しました。
子どもなりの解釈で、子どもなりに心を込めて踊るフラ。
自分の思いを乗せて踊るなんて、とてもすてきですね。

豊かな心の成長と、仲間との絆を大切にする気持ち。
今しかないみずみずしい感情を、フラで大きく育んでみませんか。


ケイキクラス(3歳~中学生)
◆八本松地域センター 第1・3金曜 17:45~18:45
◆ちゅーピーカルチャーセンター西条寺家教室 第2・4火曜 17:45~18:45
 4月から新規クラス開講予定(3月9日、23日、30日に体験レッスンあり)

男性クラス
◆八本松地域センター 第1・3火曜 夜(子ども~一般男性)

一般クラス
◆八本松地域センター 第1・3金曜 19:00~20:00
◆東広島芸術文化ホールくらら 第1・3火曜 13:00~14:30
◆高屋西地域センター 第1・3金曜 13:30~14:30
◆ちゅーピーカルチャーセンター西条寺家教室 第2・4火曜 19:00~20:00


タヒチアンクラス
◆八本松地域センター 第3木曜 19:00~20:00
 
フラ&アロマ(アロマの香りの中でフラを踊るクラス)
◆ちゅーピーカルチャーセンター寺家 第2・4火曜 9:15~10:15
◆寺西地域センター主催講座 第1・3水曜 10:00~11:00
  4月から新規クラス開講!




随時体験レッスン受付中!
tel/fax.082-428-9060(TELは18時以降)
メール aloheart.1.watage@gmail.com

ちゅーピーカルチャーセンター西条寺家教室に関する問い合わせは
tel.082-422-0020

寺西地域センター主催講座に関する問い合わせ・申し込みは
tel.082-423-7335
(担当ライター:門田聖子