味つけは〇〇だけでこんなにおいしい!「重ね煮」って何?

この記事は2021年2月14日に作成および更新したものです。
おでかけやご利用の際は公式サイト等で最新の情報を確認してください。
先日、安佐南区のコミュニティ・カフェSwitchさんで開催された、「重ね煮&お味噌汁講座」に参加してきました!

お恥ずかしながら…。
わたくし、この講座を知るまで、「重ね煮」なるものを存じ上げませんでした。
YouTubeやつくりおきレシピサイトなどでは大人気のようで、今話題になっているそうですね!

重ね煮素人のわたしが、講座に参加して得た知識や感じたこと。
そして、帰宅後、この重ね煮をつくることができたのか?など、お伝えします。
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重ね煮ってなに?

はじめに、『ゆらぎの家』山本京子さんの「重ね煮づくり」の実演を見学させていただきました。
「重ね煮」とは、文字通り。
「重ねて煮る」だけのシンプルなお料理です。
発祥は「マクロビオティック」通称「マクロビ」の調理法なんだそうです。

 

今回の重ね煮で登場した材料は、しいたけ、にんじん、たまねぎのみ!
そして、味つけは「塩」のみ!

まずは、鍋(蓋に穴がなく、密閉できるお鍋)の底に塩を振ります。
次に食材を丁寧に切っていきます。
そこで、「食材との向き合い方」を伝えていただきました。
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「身土不二」とは

身土不二とは、マクロビの考え方の一つで、その土地でとれたもの、その季節に自然にとれるものを中心に食べれば、暮らしている場所の気候・風土に適応し、季節の変化についていくことができる、という考え方です。

つまり、「今」しか食べられない旬のものを選んだ方がいいそうですし、産地もより、地元に近いものを選んだ方がいいとのこと。
広島には新鮮でおいしいお野菜がたくさんありますので、ぜひ、そういったものを選んでいきたいですね。

一物全体

一物全体とは、「一つのものを丸ごと食べる」という意味です。
とはいえ、現代の野菜は農薬が多く使われており、皮や根っこなど捨ててしまうことがほとんどで、なかなかこの「一物全体」を取り入れることがむずかしいようです。
無農薬、有機農法のものがあれば、「一物全体」をいただくことができますが、なかなかスーパーなどでお見掛けしなかったり、お値段も少々お高い印象ですよね。

しかし、「この考え方を持つだけで十分ですよ~」と、講師の山本京子さんは教えてくださいました。

命をいただく、ということ

そして、命をいただく、という気持ちを込めて、食材ともしっかり向き合って、気持ちを込めて包丁をいれていきます。
立ち姿勢、重心のかけ方。
包丁の扱い方など、ていねいに教えていただけました。

京子さんの重ね煮に向ける「想い」が、包丁さばき一つ一つで感じられ、圧巻の実演でした!!

そして、切った食材をお鍋に重ねて、(重ね方など、詳しい詳細は、ぜひ、講座に参加して教えていただいてください♪)最後にもう一度お塩を振って仕込みは終了です。
最後に火にかけていきます。
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お味噌は日本が誇るスーパーフード

重ね煮実演の後は、ファスティングマイスター&発酵食品ワークショップ講師の佐藤真実さんより、お味噌の魅力を語っていただきました。

「医者に金を払うよりも、味噌屋に払え」という格言があるぐらい、お味噌はわたしたち日本人にとって、万能のスーパーフードであり、味噌汁は栄養ドリンク!とまで言われているそうです。

味噌に代表される「発酵食品」の底力を、味噌だけではなく、キムチや塩麹などのワークショップを開催されている真実さんより教えていただきました。

味噌と相性のよい食材や、オススメレシピ、出汁についてなど。
日々の食卓に活かせるお話をたくさん教えていただきました。
重ね煮の京子さん同様、真実さんの発酵食への愛があふれる講座となりました。
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右が重ね煮の山本京子さん、左が発酵食品の佐藤真実さん

実食!重ね煮入りお味噌汁のお味は?

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お楽しみの実食タイムです♪
京子さんお手製の重ね煮入りのキンパ(韓国風海苔巻き)と真実さんお手製のお味噌で作った重ね煮入りのお味噌汁をいただきました。

お味の感想。一言でいうと…。
「優しい♡安心する♡ほっとする♡」(一言で収まりません、すみません…)

まさに「愛♡」を感じる、お味でした!

お二人の共通点である「食材への愛♡」が、これほどまでに、味や食べ終わった後の充実感として伝わるんだ、ということが今回の講座で一番大切なメッセージとして伝わってきた瞬間でもありました。

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おうちで実践!万能すぎる重ね煮が愛おしすぎる♡

家にある食材で、重ね煮を早速作ってみました!
講師お二人から学んだ「食材への愛」をしっかり念頭におきながら、愛情をこめて作ってみました。

料理をしている時、つい「面倒くさい」「しんどい」というネガティブな気持ちで食材と向き合ってしまっていたなと、反省です。

ていねいに作った重ね煮は、塩だけの味つけとは思えないほど、深みがあり、うま味が凝縮されています。
我が家では、パスタの具材にしたり、お豆と煮たり、汁物に入れたりと、大活躍してくれています。
我が家の定番作り置きおかずとして、今後もさまざまな食材で作っていこうと思います!
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「味つけは〇〇だけでこんなにおいしい!「重ね煮」って何?」をご紹介してきました。

参加されていた方々ともすぐに打ち解けて、非常にアットホームな講座で、終始和やかな雰囲気でした♡
今回のこの講座が開催された「コミュニティ・カフェSwitch」さんでは、子育て中のママにうれしい魅力的なワークショップが随時開催されていますので、ぜひチェックしてみてくださいね!
名称
コミュニティ・カフェSwitch
住所
広島市安佐南区安東7-12-1-2F
TEL
082-555-9518
営業日
月・火・水・金・土 12:00〜17:00
定休日
木・日・祝
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(担当ライター:住岡文子