一日を振り返る習慣づくり!子どもと【ムードトラッカー】をつけよう

この記事は2025年1月20日に作成および更新したものです。
おでかけやご利用の際は公式サイト等で最新の情報を確認してください。
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毎日の気持ちを記録して見える化し、振り返りやすくする【ムードトラッカー】。
メリットがたくさんあるこの習慣を親子で始めてみませんか?
シールを選んで貼るだけの、日記や絵日記よりハードルが低く幼児さんでも取り組みやすい方法をご紹介します。

▼この記事を読んで分かること
◎【ムードトラッカー】とは何か。
◎幼児の
ムードトラッカーのつけ方。
ムードトラッカーをつける目的。

この記事を読めば、心の整理の大切さや親子の会話のきっかけづくりにもなる【ムードトラッカー】についてわかるので、ぜひ参考にしてみてください。

1.ムードトラッカーとは?

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あまり馴染みがない言葉かもしれませんが、ムードトラッカーとは「毎日の気持ちを記録して見える化し、振り返りやすくするもの」です。
気持ちを点数で表したり、色で分けたりして手帳やカレンダーに記録する事で一覧できるようになります。

今月はどんな気分で過ごしたか?この週はどんな事があったか?など簡単に振り返る事ができます。

今回は実際に4歳の息子とやっている、幼児さんにも取り組みやすい方法をご紹介します。


2.何のためにムードトラッカーをつけるの?

では、そのムードラッカーを子どもと一緒につける目的は何かと言いますと。

1.子ども自身が一日を振り返る習慣づくり
2.心を整理する方法を身につける
3.親子の会話のきっかけづくり


日々バタバタの子育て生活、お子さんとゆっくりその日の出来事を話す時間はありますか?
子どもの気持ちを元になぜそう思ったのか?何があってそうなったのか?を聞いてみると子ども自身も思い出したかのようにどんどん他の出来事を話してくれたりします。
ムードトラッカーをつける事によって自分が何を感じたのかを考えながら心の中を整理する時間をとる、そんな習慣がついてくれたらいいなと願って親子で取り組んでいます。

ムードトラッカーをつけ始めて変わった事

その日一日の振り返りは夜寝る前にベッドの中で話したりしていたのですが、「今日はニコニコだったから明日もニコニコになるように頑張ろう!」なんて次の日の目標のような事を口にするようになりました。
シールで見える化した事で気持ちの分類が自分でわかりやすくなったのかな?と考えています。
あくまで我が家の場合ですが、これは良い変化だと思っています。

3.ムードトラッカーのつけ方

我が家では、子ども用にひらがな・カタカナのみのカレンダーを書いて壁に張っているのでこれを使います。
丸シールに顔を描いたものを用意しておき、夜カレンダーにシールを貼って完了です。
上に書いた通り、点数をつけたり色分けしても良いのですが、子どもにわかりやすいかと顔シール方式でやっています。

用意するもの

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・カレンダーや手帳など記録するもの
カレンダーだとみんなに見えるので、気になる場合は手帳やノートでもいいかもしれません。

・丸シール
ダイソーで購入したものを使っています。

・顔を描くペン
シールに書いてよく見える色のペンが良いです。

ムードトラッカーを実践してみよう

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シールにペンで顔を描きます。
黄色:楽しい・笑った
緑色:普通
紫色:疲れた・体調不良
赤色:怒った
青色:泣いた


この分類を説明して、毎日カレンダーに貼ろうねと話すだけです。
我が家ではお風呂の前にシールを貼って、お風呂の中や寝る前の時間に話を聞いています。


4.一緒に取り組む親が気をつけている事

子どもがムードトラッカーをつけていく中で、お互い気持ちよく取り組めるよう私が気をつけているのは以下の2点です。


ルールは柔軟に

毎日貼らなくても大丈夫、思い出せたら次の日貼っても大丈夫。
何も貼ってない日があっても大丈夫。
そんな風にゆるい気持ちで取り組んだ方が長続きするような気がします。

シールだって1枚じゃなくても大丈夫
午前中ニコニコで遊んでいても夕方はグズグズ、叱られて大泣き、なんて事もしょっちゅうありますよね。
そんな一日をシール1枚で表現するのは難しいと思うので、シールは1枚だけでなくてもあてはまる気持ちに応じて何枚も貼っていいよと言っています。


子どもの気持ちに口出ししない

見ていただくとわかるのですが黄色のニコニコ顔率が高いです。
子どもってなんでもすぐ忘れるけれど、口出ししないように気をつけています。

つい「朝あんなに機嫌悪かったのにそれでいいの?」とか「パパに怒られて泣いてたし泣き顔もつけたら?」なんて言ってしまいそうになるんです。
でも、大人でも嫌な事があった時にしばらく引きずったりもするし、寝る前に良い事が起きたらウキウキで今日は良い日だったー!と思いながら眠ったりしますよね。それを人から違うんじゃない?と言われたらどう思うでしょうか。
子ども自身が今日はこんな日だったと感じているのであればそれを受け入れようと心がけています。


5.まとめ

一日を振り返って気持ちを整理するムードトラッカー。
幼児と取り組みやすい方法のひとつとしてシールを貼るやり方をご紹介しました。
顔さえ描いておけば、シールを貼るのには時間をとりませんし、字が書けなくても日記がつけられるというような感覚で楽しいですよ。

子どもだけでなく、親が自分の手帳につけてみるのも良いですね。
ご興味を持たれた方はぜひ試してみてくださいね。
(担当ライター:みじゅ