おもちゃ箱のようなハンドメイド雑貨店「サンガイ」

この記事は2021年3月3日に作成および更新したものです。
おでかけやご利用の際は公式サイト等で最新の情報を確認してください。
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南区の皆実小学校そばの道路沿いにたたずむ「テシゴトモノ雑貨店サンガイ」。

SANGAIと記された鮮やかなブルーの看板が目をひきます。

ウィンドウ越しに見えるのはママと子どものペアスカート。

銘仙着物をリメイクしたスカートは白地にブルーやピンクの柄が映えワードローブに加えるとこれからの季節に活躍してくれそうです。

お店は小学校のそばで人通りも多く「前から気になっていた」「入ってみたかった」という人も多いのではないでしょうか。

おもちゃ箱のような店内

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引き戸を開けてお店に入ると、手仕事をしていた店主の西中静香さんが「こんにちはー」と明るく迎えてくれました。

柔らかな明かりが灯るこぢんまりとした店内は、がま口財布やオーダーメイドのバッグ、おむつポーチや着物のリメイクスカートなど数えきれない種類の雑貨が所せましと並びます。

「まるでおもちゃ箱みたい!」とワクワクする気持ちになります。

着物をリメイクした羽織りを粋にまとった西中さんにお話しを聞いてみることにしました。

すべて店主のハンドメイド

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「うちの雑貨は全て私のハンドメイドです」と西中さん。

まず目に留まったのが、銘仙や大島紬など大正から昭和初期の着物をリメイクした「がま口」。

長い時代を渡ってきた着物には、針目・糸目・やけ・染み・折りじわ、裏側からあて布をした補正などの痛みがあるそうです。

「その痛みも味わいとして愛おしんでもらいたい」との思いで作った一点物のがま口が100個ほど並んでいます。

着物のリメイク雑貨は他にもピアスやバッグ、内側がフリースで暖かい仕様のスヌード、鮮やかな色合いのスカートなどがあります。

実家の箪笥に眠ったままの大切な着物を形を変えて日常使いしたいとの相談や、直接着物を持ち込む人もおり、西中さんがそれぞれの希望を聞き提案し、着物を預かりリメイクすることも多いそうです。

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次に紹介したいのは、子育てに役立ちそうな雑貨です。

ポップな柄のおむつポーチは片手で開閉できて便利。

お出かけ時にバッグにインしたり、リビングや寝室に置くとインテリアのアクセントにもなります。

シックな柄のおくるみはオーガニックコットンを使用。

スタイやクマちゃんの編みぐるみなどと合わせ、プレゼントに最適です。

かわいらしく華やかな柄の組み合わせの品が多く、西中さん独特のセンスが光っています。

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中でも筆者が「これが欲しかった!」と思ったのが水筒ケース。

筆者の娘が学校に水筒を持参するため水筒を購入しました。

ところが使い方の問題か本体は丈夫なのにケースが破れてしまいました。

「破れたのはイヤ。使いたくない~」という娘をなだめ、不器用な筆者が補修して使わせましたが、娘のテンションはかなり下がりました(笑)

その時にこんな水筒ケースがオーダーできることを知っていればよかったです!

お店の成り立ち

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幼い頃から縫物や工作が好きだった西中さん。

店内の商品は全てオリジナルな技法で製作しています。

「お店を持ちたい」との思いを持ち続け、空き家を借り大工をしていた家族と共にリフォームし、「テシゴトモノ雑貨店サンガイ」を13年前にオープンしました。

当初は開店日が限られていましたが、2児の子育てが落ち着いた3年前から毎日開店するように。

2か月に一度卸屋に出向き、スーツケース2つがいっぱいになる程の生地を仕入れ、製作に励んでいます。

ネットの口コミが広がり、佐伯区や安佐南区から通うお客もおりSNSのフォロー数も増えています。

ワークショップも開催中

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筆者は昨年の春、サンガイオリジナルの布マスクを3枚購入しました。

鮮やかなピンクの小花柄、濃い紫の花柄、無地のラベンダー色。

生地や縫製がしっかりしており、一年経った今も日々愛用しています。

さらに小人数のワークショップも開催中。

春休みには「子どもの手芸教室」としてビーズや皮のコードを使い一点物のマスクストラップを製作予定です。

「こんな物を作りたい」などの要望があれば、西中さんがワークショップの提案をしてくれます。

902,500円+材料費とお茶付き)

外出や遠出が気になる今だから、明るく元気な気持ちになれる「サンガイ」のハンドメイド雑貨をぜひ手にしてみてください。

名称
テシゴトモノ雑貨店 サンガイ
住所
広島市南区皆実町3-1-23
TEL
070-5057-3051
営業時間
12:00~18:00
定休日
不定休
Instagramはこちら
(担当ライター:中原美香