中国茶専門店「姫茶伝」のお茶でホッとひと息

この記事は2021年2月24日に作成および更新したものです。
おでかけやご利用の際は公式サイト等で最新の情報を確認してください。
安佐南区古市にある創業22年の中国茶専門店「姫茶伝」。
中国や台湾の厳選された茶葉や茶器の輸入販売をしています。

「飲む人のためになるお茶」をモットーにしているオーナーの石田笑香さん。
アジアを旅して様々なお茶に出会い、独自のネットワークを通じて仕入れた美味しくて身体が喜ぶ高品質の茶葉が店内に並んでいます。

子育てに忙しい毎日。
自分のための時間が取りにくい人も多いはず。
だからこそ時には自分のためにお茶をいれ、ホッとリフレッシュできるひと時を過ごしてみるのはいかがでしょうか。

アジアの雰囲気あふれる店内

姫茶伝 外観

国道54号線を緑井方面に向かいます。
中須の交差点を古市小学校側に曲がるとすぐ、赤を基調としたアジアの雰囲気の店構えが目をひきます。
ドアを開けるとオーナーの石田笑香さんが「いらっしゃいませ」と笑顔で迎えてくれました。

お茶の香りが漂う店内には金色のパッケージに入った様々な茶葉がずらり。
烏龍茶や紅茶、花茶や緑茶に工芸茶…ひとつひとつに産地や特徴が記してあります。
とはいえ、あれもこれもいいなと目移りし、どれにするか決められない。
ということで石田さんにお話をうかがってみることにしました。

潤いと癒しのお茶の文化

店内①

創業22年の姫茶伝。
石田さんがこの仕事を始めた当時、日本に品質の良い中国茶は少なく、あったとしてもとても高価でした。
それなら自分で本物の中国茶を探そうと中国に渡り、中国語の辞書と地図を手にお茶の産地を訪ね歩いたそうです。
そうして地道に築いた独自のネットワークで茶葉を仕入れ、今では全国各地から中国茶好きのお客が訪れる「知る人ぞ知る名店」になりました。

「お茶の文化は生活に潤いと癒しを与えます。お茶がある喜びを知ってほしい」と石田さん。
子育て中のママパパは毎日忙しく、自分のことは後回しになりがち。
子どもが保育園や幼稚園に行った時、寝かせつけた後…例え短くても、自分のための時間を持ちスイッチをオフにしてリラックスしてはいかがでしょうか。

おすすめは頭のスイッチが切り替わる「花茶」。
代表格の茉莉花茶(ジャスミンティー)は、リラックスタイムにおすすめ。肩の力が抜けゆったりとした時間が過ごせます。
美容と健康に良いといわれる「メイグイ花(中国のバラ)」甘い香りが広がる「桂花(キンモクセイ)」などカフェインがない花茶も並びます。
また「8つの大地の恵みを栄養のあるお茶にして味わう」といわれる中国の八宝茶風に、さらに自宅にある季節の果物や食材を入れるなどしても健康的に楽しめます。
疲れがたまりやすいママパパには「わずかな時間でも一杯のお茶で楽しく過ごせる工夫をしていただきたいです」とアドバイスをいただきました。

自身もお茶の効能を取り入れてきた石田さん。
自分のためにお茶をいれると気持ちが上がるのはもちろん、女性ならではの身体のリズムが変化する時期にも役立つそうです。

茶葉を選んでもらいました

店内②

茶器

「カフェインが少なく夜でも気にせず飲めて冷えに良いお茶」という筆者のリクエストを伝え、選んでもらったのは王道の岩茶(がんちゃ)と花茶。

棚には産地が違うもの、ミルクティーにして味わえるものなど、数種類の花茶が並んでいました。
季節によって変化する花茶。
冬向き茶から春向き茶があり、暑い夏は水出し茶やブレンド茶にするなど、一年を通じて様々な味わい方を楽しめます。

そしてナツメとクルミのお茶菓子もいただきました。
バターを乗せ少し温めると美味しさが増すそうです。

店内には石田さんがセレクトしたこだわりの茶器が並んでいます。
筆者が訪問したのは昼下がり。
ディスプレイされた茶器に午後の日差しが映えて美しく、豊かな気持ちでお店を後にしました。

ホッとひと息の時間を大切に

茶器と茶板

さっそく自宅で茉莉花茶をいれてみることに。

中国茶のいれ方は難しそうですが、シンプルで簡単ないれ方もあります。
茶葉をマグカップに入れ、熱湯を注ぎフタをして待つだけ。
茶葉は底に沈むので口に入りにくいです。程よい色合いになったところでひと口。
シャープで豊かな香りとさっぱりとした味が口いっぱいに広がり、身体がゆっくりと温まります。
思わず「いい香り!美味しい!」と言葉になりました。
お茶菓子ほんのり甘く、あっという間に食べてしまいました(笑)
ナツメはビタミンや鉄、食物繊維が多くあの楊貴妃も毎日食べていたと言われています。

子育て中心の日々、自分のことは後回しになりがちです。
でもほんの少し自身に目を向け、中国茶でリラックスする楽しみを味わってみてはどうでしょう。
「中国の女性は健康への意識が高いです。ちょっとした時間を積み重ね、自分の心と身体の健康を大切にしてくださいね」と石田さん。

皆さんぜひ取り入れてみてください。
・中国茶の名店で癒しと潤いのお茶文化を感じよう
・自分のための時間は大切。健康によい中国茶を味わって
・簡単ないれかたもあり。リラックスして気軽に楽しもう
名称
中国茶専門店 姫茶伝
住所
広島市安佐南区2-32-2
TEL
082-877-0078
営業時間
10:00~17:00
定休日
火曜
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(担当ライター:中原美香