【広島】ぐるんぱでおなじみ『堀内誠一 絵の世界』レポ!グッズ情報あり
この記事は2023年7月5日に作成および更新したものです。
おでかけやご利用の際は公式サイト等で最新の情報を確認してください。
2023年7月1日(土)〜8月20日(日)、ひろしま美術館にて、『堀内誠一 絵の世界』(以下、堀内誠一展)が開催されています。
堀内誠一さんは、『ぐるんぱのようちえん』や『たろうのおでかけ』などのいくつもの人気絵本を世に出した絵本作家です。
さらに、「anan」「BRUTUS」「Olive」など、よく知られた雑誌のロゴや本の装丁、ポスターのデザインなど多彩な仕事を手がけた伝説のアートディレクターであり、デザイナーでもあります。
『ぐるんぱのようちえん』の挿絵と「anan」などのロゴ制作が同じ方だと、筆者は今回初めて知りました!
本記事では、堀内誠一展の見どころや、会場限定のオリジナルグッズなどについてたっぷりご紹介します♪
敷地内にあるカフェ・ジャルダンの堀内誠一展も実際特別メニューに味わってまいりましたので、ぜひ最後までご覧ください。
▼この記事を読んで分かること
◎堀内誠一展の内容について
◎カフェの特別メニュー情報
◎展覧会限定グッズ情報
◎ひろしま美術館のアクセスと駐車場
◎館内の設備について
この記事を読めば、堀内誠一展の見どころが分かりますので、ぜひ参考にしてみてください。
1.堀内誠一展レポ
それでは早速、堀内誠一展のレポートをしていきましょう!
ビスケット、お皿、靴、ピアノ、自動車を持ったぐるんぱ
展示室に向かう途中の中庭には、ぐるんぱのパネルがいっぱい!
順路に沿って進むごとに、パネルも絵本の内容に合わせてビスケット→お皿→靴→ピアノ→自動車と持ち物が増えていくのも遊び心がありますね♪
展示室1階入口にはぐるんぱの作った自動車のパネル、展示室地下1階入口にはぐるんぱの作った大きなビスケットのパネルが設置されており、まるで絵本の世界にいるような気分が味わえます。
展示室内は撮影禁止ですが、パネルのある場所だけは撮影OKなので、ぜひお子さんと一緒に撮影してみてください♪
右:『たろうのばけつ』1960年、
左:『たろうのばけつ』<改訂版>1968年
いずれも福音館書店
©Seiichi Horiuchi
『こすずめのぼうけん』1976年 福音館書店
©Seiichi Horiuchi
展示室内には絵本の原画が数多く展示されています。
並んでいる絵をみて一番驚いたのは、絵のタッチが絵本によって全く異なること!
使用している画材もペン、水彩絵具、油彩、クレヨン、マーカーなど多岐にわたり、同じ作家さんが描いたなんてにわかには信じられません。
実際、私も堀内さんの絵と知らずに読んだことのある本が何冊もありました。
物語の世界観が最も伝わりやすいよう工夫して描かれた絵の数々に、「絵本作家の道こそ運命が決めた本命」と語る堀内さんの絵本へかけた気持ちの深さを感じます。
『ぐるんぱのようちえん』1965年 福音館書店
©Seiichi Horiuchi
『ぐるんぱのようちえん』は、印刷された絵本に比べ、近くで見ると細かく描き込まれた線がよりしっかり見えました。
原画ならではの良さですね♪
『ほね』1974年 福音館書店
©Seiichi Horiuchi
『グリム童話集』1969~1971年 学習研究社
©Seiichi Horiuchi
パリ移住後に手がけた科学絵本やヨーロッパを舞台にした絵本、物語の挿絵なども見応えがあります。
堀内さんの手がけたロゴや装丁、堀内家に残る愛用の品々なども展示されています。
「anan」「BRUTUS」「Olive」「POPEYE」「クロワッサン」「ESSE」など、一度見たら忘れられないロゴばかりですよね。
個人的に興味深かったのは、観光地図です。
ギリシアやブルターニュ、パリなどの手描きの地図に、地名や店名、観光名所などの情報が2mm程度の小さな文字でびっしり描き込まれている様子は圧巻です。
ときにクスリと笑えるような情報もあるので、みなさんもお時間の許す限り読んでみてください。
2.カフェ・ジャルダンで特別メニューあり
鑑賞後は、美術館敷地内のカフェ・ジャルダンへ♪
こちらでは、堀内誠一展特別メニューを味わえます。
今回、筆者が注文したのは、「ぐるんぱカフェセット」。
ぐるんぱのビスケットをイメージして作られたビスケットとカプチーノのセットです。
ビスケットは大人の握りこぶしくらいのサイズがあり、見た目もかなり絵本に忠実で、まさに「おおきすぎる」ぐるんぱのビスケット!
サクサクほろほろとした食感で、かなり食べ応えがありました。
カプチーノに描かれたぐるんぱのラテアートもかわいいです♡
このほか、『どうぶつしんぶん はるのごう』をイメージしたカラフルな
「なないろちらし風チョップドサラダ」や、涼しげで今の季節にピッタリな
「すいかゼリー」も美味しそうでした。
3.展覧会限定グッズも数多く販売
サコッシュ(税込1,760円)
ぐるんぱのトートバッグS(税込1,650円)
ぐるんぱのトートバッグL(税込2,750円)
図録、Tシャツ、トートバッグ、クリアファイルをはじめ、会場限定グッズも多数取り揃えられています。
ぐるんぱのビスケットもこちらで購入できます。
また、『ふらいぱんじいさん』のサコッシュは広島会場から販売開始したそうです。
さらに、近年復刊された5つの書籍には堀内さんが愛用していた馬の絵柄のスタンプが押されており、限定販売されています。
4.ひろしま美術館のアクセス・駐車場・設備
最後に、会場であるひろしま美術館についてご紹介します。
アクセスと駐車場について
ひろしま美術館へは、アストラムライン「県庁前」駅から徒歩2分で到着します。
また、
バスは「広島バスセンター」、市内路面電車は「紙屋町西」か「紙屋町東」で降車すると、それぞれ徒歩約5分で着きます。
駐車場は、
障がい者等専用駐車場のみとなり、
一般用駐車場はありません。
来場する際は、公共交通機関、または近隣の駐車場をご利用ください。
館内の設備について
ひろしま美術館はバリアフリー構造なので、
ベビーカーや車椅子でも入場可能です。
ベビーカー2台、車椅子3台の貸出サービスもありますので、必要な方は受付までお申し出ください。
授乳室は事務棟地下にあり、カフェ・ジャルダン横の
多目的トイレにはベビーベッドが設置されているので、乳児連れでも安心です。
無料のコインロッカーも利用できます。
5.まとめ
本記事では、ひろしま美術館で開催されている『堀内誠一 絵の世界』の様子をご紹介しました。
会場には、マーカーで描かれたカラフルで力強い絵から、淡い色使いの繊細な絵まで、さまざまな画風の絵が展示されているので、必ず自分好みの作品が見つかるはずです。
この夏はひろしま美術館の堀内誠一展に足を運び、お気に入りの1枚を探してみてはいかがでしょうか♪
- 名称
- 『堀内誠一 絵の世界』
- 会期
- 2023年7月1日(土)~ 8月20日(日)
※会期中無休
- 開館時間
- 9:00~17:00(入館は16:30まで)
- 会場
- ひろしま美術館(広島市中区基町3-2)
- 入館料
- 一般1,300円(1,100円)、高大生1,000円(800円)、小中学生500円(300円)
※( ) 内は団体(20人以上)の料金です。
※未就学児童は無料です。
※本展の入館券でコレクション展示もご覧いただけます。コレクション展示のみの入館券は販売しておりません。
※障がい者手帳をご持参の方は、ご本人と同伴者1人が無料になります。
※65歳以上の方は1,100円となります。当日受付に年齢確認の出来るものをご提示ください。
- 広島県立美術館×広島市現代美術館×ひろしま美術館ひろしま美術館 相互割引
- 『堀内誠一 絵の世界』の会期中、3館で相互割引を実施しております。本展と広島県立美術館で同時期に開催中の特別展入館券(半券可)を各受付にご持参いただくと、当日の入館券が100円割引になります。詳しくは各館にお問い合せください。
※一枚につきお一人様、各館一回限り有効
※所蔵作品展(コレクション展示)は対象外です
※割引の併用はできません
※最新の情報は各館にご確認ください。
- ひろしま美術館特設サイト
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