壊れたおもちゃ、諦めるのはちょっと待って!『ひろしまおもちゃ病院』に行ってみよう♪

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子どもには誰しも、お気に入りのおもちゃがありますよね。
そして、お気に入りだからこそ、たくさん遊んで、ふとした拍子に壊してしまって大泣き…なんてこともよくあるものです。
でも、諦めるのはまだ早い!
『ひろしまおもちゃ病院』に行ってみませんか?
大切なおもちゃがまた元気になってくれるかもしれません♪

今回は、一部音が出なくなってしまったおもちゃを
『ひろしまおもちゃ病院ふたば』で実際に治療していただいたので、その様子をレポートします!

『ひろしまおもちゃ病院』とは?

ひろしまおもちゃ病院とは、おもちゃを治療(修理)するボランティアグループです。
歴史は長く、1978年に祇園公民館で産声を上げました。
現在では祇園
亀山五日市二葉宮園
大野東の各公民館などで、それぞれ月一回開院しています(1月と8月は休み)。
なお、各病院の開院日はそれぞれ異なりますので、『ひろしまおもちゃ病院』の公式ホームページ(※)や公民館だよりなどでご確認ください。
受付は午前10時から正午まで。おもちゃを預けた場合、引き取りは午後2時半までに行います。
修理費は基本的に無料!電池やモーターなどの部品を交換したときのみ、実費を支払うとのこと。と言っても100円〜300円程度です。
「医師」であるスタッフは元々技術系のお仕事に従事されていた方を中心に、現在約40名ほどいらっしゃるそうです。
また、早稲田吉島をはじめ、公民館が主体となって開院している「お友達病院」もありますので、お近くの公民館でも開院していないかチェックしてみるといいかもしれません。

音が出なくなってしまったドラム型おもちゃ

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「リズムあそびいっぱい マジカルバンド」
今回の我が家の患者はこちら、「リズムあそびいっぱい マジカルバンド」です。
現在3歳の息子が1歳の時にクリスマスプレゼントとして祖父母から贈られたもので、とても気に入って遊んでいました。最近は1歳の娘も大好きで、ほぼ毎日遊んでいます。
ドラム部分や鍵盤を押すと、本来であれば音や音楽が流れるはずなのですが、ここ最近、一番左側の鍵盤を押しても反応しなくなってしまいました。

いざ『ひろしまおもちゃ病院ふたば』へ!

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『ひろしまおもちゃ病院ふたば』入り口
3月7日10時8分。
壊れたおもちゃを携え、『ひろしまおもちゃ病院ふたば』に到着です。
入室すると、6名の医師が和やかな雰囲気で迎えてくれます。
受付は午前10時からのため、私達が一番乗りかと思いきや、すでに2組の親子がおもちゃを持って訪れていました。
私たちの後からも、クレーン車のラジコンやUFOキャッチャーなど、さまざまなおもちゃを持った親子がひっきりなしにやって来ます。
こちらの病院では毎月平均10件程度、多い月では20件近くの患者が治療を受けるそうです。
この日は特に、新型コロナウイルスの影響で3カ月ぶりの開院だったそうで、開院を今か今かと待ちわびていた親子がたくさんいたようです。
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診察表
さて、まずは診察表の記入です。
それをもとに、患者であるおもちゃの症状を説明します。
音が出ないという息子と私の話を聞いて、先生方は二、三言葉を交わし、すぐに故障箇所にあたりをつけたようです。すごい…!
お預けして後で取りに来てもよかったのですが、せっかくなので修理しているところを見学することにします。
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一度電池を抜き、慣れた手つきでネジを外していく先生。
中を開けると、何本ものコードやプリント基板がつながっており、詳しい仕組みは分からないながらもワクワクします。
私の隣で息子も真剣に見つめています。
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先生は再び電池を入れ直し、一つ一つの鍵盤を押して音を出しながら、確認していきます。
問題の鍵盤を押すと、やはり音が鳴りません。
ここで先生が基板に「接点復活剤」という電気接点の汚れを取り除くための洗浄剤を塗布。
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そうして再び鍵盤を押したところ…鳴りました!
嬉しくて私は思わず拍手!息子からも笑みがこぼれます。
原因はよくあるトラブルの一つ、スイッチの接触不良だったようです。
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主な故障の原因と対処法について。患者で多いのは、ラジコンカー、プラレール、鳴く動物のぬいぐるみなどだそう。
再び丁寧にネジを閉めたら治療完了です。
時間にして約10分。あっという間に治していただきました!

おもちゃ修理を通してものを大切にする心を育んでほしい

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大地雅彰院長(右)と医師のみなさん
最後に、『ひろしまおもちゃ病院ふたば』院長の大地雅彰さんにお話を伺いました。
「おもちゃ修理を通じて、
ものを大切にする心を育んでほしいです」と大地さん。
さらに、以前メーカーで技術開発のお仕事をされていた大地さんは「今の子ども達は、科学技術に触れる機会が減っているように感じます」と続けます。
科学技術が高度に発展し、小さなチップなどに全ての情報が書き込まれるようになったことで、かえって科学技術が身近に感じにくくなっているのではないかと考え、「おもちゃ修理が、モノづくりや科学技術に興味を持つきっかけの一つになれば嬉しいです」とおっしゃっていたのが印象的でした。
また「一緒に『ひろしまおもちゃ病院』に来ることが、親子のコミュニケーションの一助になれば」とも願っておられました。

まとめ

今回、無事におもちゃが直り、子ども達は家に帰って早速楽しそうに遊んでいました。
また息子はおもちゃの中身を見て刺激を受けたようで、機械やモノの仕組みについての図鑑を引っ張り出し、熱心に読んでいました。

『ひろしまおもちゃ病院』の先生方は技術力が高いだけでなく、子どもの話を優しく聞いてくださるので、大切なおもちゃを安心してお任せできると感じました。
お家に壊れてしまったおもちゃが眠っている方は、ぜひ『ひろしまおもちゃ病院』に相談してみてくださいね!

※「ひろしまおもちゃ病院」のホームページは こちら
(担当ライター:たかはしみか