図書館まで車で10分と、近くも遠くもない我が家。
毎月1回、多くて3回通うこともあるほど図書館を活用しています。
家事育児の合間に雑誌や興味のある本が読めたらいいなと、自分のためにはじめた図書館通いですが、子どもにとっても予想以上に良いことばかりでした。
ここでは、筆者(
いまふじ)が感じた、
図書館通いのメリット~子ども編~を5つご紹介します。
➀:学びが深まる
図書館には絵本や紙芝居、知育本やさまざまなジャンルの図鑑が揃っています。
豊かな語彙力を身につけ、好奇心を育みます。
と言っても4歳の我が子の場合、おしゃべりは上手な方ではありますが、文字には特に興味なし。
選ぶ本は、深海魚や忍者、妖怪など特定のジャンルの絵本ばかりです。
ただ、興味のあることへの学びは深まっているようで、本から得られる新しい発見や気づきに目をキラキラさせています。
②:ものごとへの興味関心が高まる
図書館では、子どもが興味を持った本を自由に選べます。
親が選ぶだけではなく、子ども自身が選ぶことで、自然と興味の幅が広がり、探究心を育てます。
子どもが選んできた本に「ちょっとそれは......」と言いかけたことが何度もありますが、グッとこらえるのがポイントです。
③:自分で選ぶ力がつく
図書館で子どもは、さまざまな選択肢の中から自分で本を選びます。
これは、判断力や自己決定力を高める練習になり、将来にも役立つでしょう。
はじめから上手に本を選べるわけではなく、経験を重ねることで上達していきます。
我が家の場合は、親が選んだ3冊の中から選ぶ→お気に入りのシリーズの中から選ぶというように段階を踏んで選ぶことに慣れさせました。
今では、お気に入りのシリーズやジャンルの本棚の場所を覚えて探しに行ったり、表紙の雰囲気や中身の字の多さで借りる本を選んだりしています。
ただし、図書館にある本の数は膨大です。
こんな本が読みたくて探している!と子どもが言って来たときには、そのジャンルの本棚に案内するようにしています。
④:場所をわきまえた振る舞いができるようになる
「図書館は静かに過ごす場所」ということを子どもは学びます。
公共の場でのルールを早くから身につけることは、学校生活や他の社会的な場でも役立ちます。
・走らない
・大きな声でしゃべらない
・出した本はもとの場所にもどす
・図書館の本はみんなのもの。大切に扱う。
はじめは理解できなくても、回数を重ねると子どももわかってきます。
ただし、小さな子どもは忘れてしまうことも多いので、図書館に入る直前にルールを確認するとより安心です。
また、本を破ってしまいそうと敬遠しがちですが、破ってしまった経験や親がその責任を負う姿をみる経験も大切だと思います。
我が家でも1度だけ弁償となったことがありましたが、それ以後は、1度もありません。
破れそうなページを見つけると報告してきて「見るのを我慢して、次図書館に行ったときに直してもらう」というルールが自然とできあがりました。
⑤:読書が身近なものになる
小さなうちから本に触れ、親と一緒に読む楽しさを感じることで、読書への親しみが深まります。
我が家では「それぞれ好きな本を読む時間にしよう」と言うことがあります。
時間は15分程度ですが、ママの自分時間も確保できるので、心に余裕が生まれます。
案外、2歳前後の年齢の子どもでも集中して絵本や図鑑を眺めて過ごせるものです。