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今月のおススメの絵本! 「くれよんのくろくん」シリーズと「ウォーリーをさがせ!」シリーズ
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☆くれよんのくろくんシリーズ

今月おススメする本は、まずは「くれよんのくろくん」シリーズ。
現在、発行されているのは、「くろくんとちいさいしろくん」「くれよんのくろくん」「くろくんとふしぎなともだち」「くろくんとなぞのおばけ」「くれよんたちとおえかきえんそく」の5冊となっています。
絵本の他にもくれよんセットやすごろくなどのグッズも発売されており、多くの子どもたちに読まれているシリーズです。
この絵本のシリーズに出てくるキャラクターは、その名のとおり、くれよんくんたち。
くろくんをはじめ、おうどいろくん、ちゃいろくん、きいろくん、あかさん、ピンクちゃん、きみどりさん、みずいろくん、あおくん、みどりくんの10人が活躍しているおはなしです。
この名前から分かるように、くれよんの中でも男の子がいたり、女の子がいたり、お兄さんやお姉さんがいたり、ちょっとずつ年齢が違うのがポイント。しっかり者がいたり、泣いてしまう子がいたり、一人ひとり、性格が違うんですよ。
個人的におススメなのが「くろくんとなぞのおばけ」。
どのシリーズも楽しいおはなしばかりなのですが、この「くろくんとなぞのおばけ」は初めて読んだとき、思わず最後は泣いてしまいました。
まさかこんなほのぼのとした絵本に泣かされるとは思わず、今でもその時の感動を覚えています。仲良しのくれよんくんたちの仲間の絆にジーンとして、最後はちょっとウルっと泣けてきます。
どのシリーズの中でも、くれよんくんたちが絵を描くシーンがあります。
絵を描くシーンの中で注目する点は、ひとつの色だけではなく、いろんな色を使うとき。
線路を描いたり、カラフルな観覧車やお花を描いたり、虹も描いてみたり、時にはみんなの力で満天の星空も描きあげていきます。
小さな子どもが色の名前を覚えるのにもちょうどいい絵本ですし、たとえば「赤と青を混ぜたら何色になる?」とか「黄色と青を混ぜたら何色になる?」など色の勉強にもなりますよ。
作・絵:なかや みわ
出版社:童心社
☆「ウォーリーをさがせ!」シリーズ

誰もが知っていて、何十年にもわたり、何か国からも愛されている本の一つ。
ご存知「ウォーリーをさがせ!」シリーズ
名前のとおり、ウォーリーを探していく本です。ただ、ウォーリーを探すだけでは終わらないのがこの本の面白いところ。
たとえば「ウォーリーをさがせ!」ではウォーリーを探すだけではなく、ページごとに水筒や杖などウォーリーがひとつずつ落とし物をしていきます。なので、どのページに何の落とし物があるのか探さなければなりません。
また「タイムトラベラー ウォーリーをおえ」では、ページごとに本を一冊ずつ落としていきます。その本もページごとで色も違うし、小さい本なので難易度も高いです。
ほかにも特に難易度が高いのが「ウォーリーのふしぎなたび」。
ページごとにまほうつかいの「しろひげ」がついてくるので、この「しろひげ」も探さなければなりません。しかもウォーリーと同じ配色の赤と青と白で、ページによっては全身が出ているわけではなかったりするので、くまなく見ていかなければなりません。
この「ウォーリーのふしぎなたび」では、さらにページごとに、手紙をくるっとリボンで巻き付けた「まきもの」も探さないといけません。このまきものがとても小さく、「しろひげ」以上の難易度になっています。
そしてそれだけだは終わらないのがこの「ウォーリーのふしぎなたび」の凄いところ。なんとページごとに一人ずつ仲間が増えていくのです。なので、ページが進むにつれて、探す仲間も一人ずつ増えていくというビックリするくらいの難易度になっています。
しかも、最後のページはなんと全員がウォーリーという目を疑うようなページがあります。その中で片方の靴が脱げたウォーリーが本物のウォーリーという、心が折れそうなミッションが待っています。
どのシリーズもですが、一番最後のページには、ページごとの「チェックリスト」が載っています。このチェックリストは、例えば「あたまがふたつのユニコーン」や「トランプでできたふね」など、そのページにまた戻ってそれを探すミッションがあります。
ユニコーンやふねなど探すものが分かっていればまだ探しやすいのですが、例えば「じゅうたんをなおします」や「うみのライオン?」や「にんぎょのはんたい」など、一体何を探せばいいのか分からないものがチェックリストに入っているので、探すのに想像力が必要だったりします。
「ウォーリーをさがせ!」シリーズでは、ほかにも「謎のメモ大追跡」や「ハリウッドへいく」や「きえた名画だいそうさく!」などいろんなシリーズが発行されています。
一冊あれば何日も楽しめること間違いなし!ちなみに私は、私自身が小学生の頃に買ってもらったウォーリーシリーズを今でも大切にしており、今では私の娘がその本でウォーリーを楽しんでいます。ぜひ家族みんなで探してみてください。
作・絵:マーティン・ハンドフォード
訳:唐沢則幸
出版社:フレーベル館