身近に危険が潜んでいることを子どもに話して理解させましょう。就学前なら
実際に通学路を歩いて、「こども110番の家」やコンビニなど、どこに助けを求めたらいいかシミュレーションしてみてください。小学校で習う
「いかのおすし」を就学前から家庭で話題にするのも有用です。また、公園の植え込みの陰やショッピングモールの死角など、
危険な場所というのは、入りやすく(=犯罪者が近づきやすく)見えにくい(=犯罪者が逃げやすい)ものです。大人がそうした場所に注意を向け、外出や買い物の機会に子どもにその場所を意識させましょう。大人と子どもの目線は異なるので、いずれも子どもの目線に立ってみることも大切です。また、もしも子どもが犯罪に巻き込まれたり被害を打ち明けてくれたら、ショックで冷静さを失うかもしれません。ですが、「よく話してくれたね」と
子どもの勇気を認めてあげることが、子どものケアにつながることも覚えておいてください。