まず、自然との触れ合いは、子どもたちの創造性を大いに刺激します。森や公園で遊ぶことで、子どもたちは自ら遊びを見つけ、自然物を使って想像力豊かな遊びを展開します。これは、ルールが決まったおもちゃやゲームとは異なり、自分自身で遊び方を考え出す能力を養う貴重な機会です。
さらに、自然体験は問題解決能力の発達にも寄与します。自然環境は常に変化しており、その中で遊ぶことで子どもたちは状況に応じて対応し、解決策を見つける力を養います。たとえば、雨が降って地面がぬかるんでいるときにどう遊ぶかを考えたり、自然の中で新しいルートを見つけることを楽しんだりします。
本園は認可保育園・認定こども園としては日本で初めて国際バカロレアを取り入れた教育を行っています。自然を通して主体的な力を育む活動もこれからどんどん増えていくことでしょう。つきのひかり国際保育園やフルムーンインターナショナルこども園のまわりには自然が溢れています。今後さらに園外保育を充実させるために園バスも導入しました。これから植物が実る秋を満喫していきたいと思います。
また、本園の特色である外国人講師を中心とした英語教育でも自然から学べることがたくさんあります。「The bird is flying. That flower is yellow.」など、動物の様子や植物の色など、様々な形で英語にふれることができます。楽しみながら英語に触れるという本園の英語イマージョン教育にぴったりな環境が、自然の中にはたくさんあります。
自然体験を重視した保育は、単なる遊び以上のものです。それは、子どもたちが自分自身や世界との関わりを深め、健全に成長するための重要な要素です。保護者や保育者は、子どもたちが自然の中でのびのびと成長できる環境を提供することが大切です。そして、それは決して難しいことではありません。週末に公園で遊ぶ時間を少し増やしたり、家庭菜園で植物を育てたりするだけでも、子どもたちにとって大きな財産となるでしょう。