幼児期における、バイリンガル教育について

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今回は幼児期におけるバイリンガル教育の重要性についてお伝えします。グローバル化が進む現代、多くの保護者が子どもの将来を見据え、海外での活躍を視野に入れています。バイリンガル教育はそのための一助となります。

まず、幼少期からのバイリンガル教育は、言語獲得能力を飛躍的に向上させます。脳の発達が最も活発な時期に複数の言語を学ぶことで、言語の音や構造を自然に吸収する力が強化されます。研究によれば、バイリンガルの子どもは新しい言語を迅速に習得する傾向があります。

さらに、バイリンガル教育は認知能力にも良い影響を与えます。複数の言語を使い分ける過程で、注意力や問題解決能力が向上し、全体的な学習能力が高まります。バイリンガルの子どもは適切な言語を選択する判断力が養われるため、この能力は他の学習分野でも役立ちます。

また、バイリンガル教育はコミュニケーションスキルも向上させます。複数の言語を習得することで、言語のニュアンスや表現の違いに敏感になり、豊かなコミュニケーションが可能になります。これにより、自信を持って対話できる力が育まれます。

異文化体験の機会も増えることが、バイリンガル教育の大きな利点です。異なる言語を学ぶ過程で、その言語を話す国や地域の文化についても学びます。これにより、異なる価値観や生活習慣を理解し、異文化に対する寛容性や共感力が養われます。

本園では異文化体験を取り入れたカリキュラムを実施しています。異なる国の祝日や伝統行事を学び、その文化的背景に触れることで、子どもたちは世界の多様性を実感します。これにより、異文化間でのスムーズなコミュニケーションを目指します。

具体的な取り組みとして、毎日のカリキュラムにバイリンガル活動を組み込み、子どもたちが自然に複数の言語を使う環境を整えています。また、定期的に異文化に触れるイベントを開催し、異なる文化や言語に触れる機会を提供しています。保護者からも、「家庭で英語を話す機会が増えた」「英語の歌やダンスを楽しんでいる」と好評です。

バイリンガル教育は、子どもたちが将来にわたる豊かなコミュニケーション能力と異文化理解を育む上で非常に有益です。本園には様々な国からきた外国人講師が保育を行っています。ご興味のある保護者の皆様はぜひご連絡ください。


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