国際バカロレア学習者像⑦ Caring 思いやりのある人

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■国際バカロレア学習者像とは?

国際バカロレア(以下IB)は今世界で最も評価が高い国際教育プログラムです。2023年6月時点で159カ国、5600以上の教育施設で7900以上のプログラムが提供されていて、現在も導入数を増やしています。IBの大きな特徴として学習者像というものがあり、10の目指すべき目標として定められています。今回はその1つである「Caring 思いやりのある人」についてお話します。


■Caring 思いやりのある人

IBは、思いやりのある人について「私たちは、思いやりと共感、そして尊重の精神を示します。人の役に立ち、他の人々の生活や私たちを取り巻く世界を良くするために行動します。」と示しています。世界では今も戦争や事件などで傷つく人々がたくさんいます。より平和な世界を築くことに貢献する人間を育てることを目指すIBにとって、思いやりを持つことは非常に重要なことです。


■幼児期にどのように思いやりを育むか

まず大切なのは、周りの大人が思いやりと愛情を持って子どもたちと接することです。大人がお手本になって思いやりと愛情を示すことで、子どもたちは自然と周りの人にも優しく接することができます。また、共感の気持ちを育てるために、読み聞かせなどで物語の登場人物の気持ちを考えたり、けんかしたときには友達の気持ちも考えたりする機会も持つようにします。周りの人に思いやりを持って優しくできたときには、思いっきり褒めてあげることも大切です。


■本園が目指す「思いやりのある人」の育て方

認可保育園として日本初となるIB認定園となったつきのひかり国際保育園をはじめ、IB候補園となったフルムーンインターナショナルこども園おおの・おおたけなど本法人の各園は、IBの学習者像を常に念頭において教育保育を行っていきます。日頃より、クラスの中で子どもたち同士がどのように関わったらお互いに気持ちよく過ごすことができるか話し合っています。また、平和について考えるイベントとして8月に「ピースデイ」を実施し、世界が平和になるためにはどうしたらいいか子どもたちと考えます。本園が目指すのは、愛情あふれるあたたかい保育です。子どもたちの自己肯定感を高めるとともに、思いやりのある人になってほしいと思います。


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