親子関係の在り方

こんな言葉を耳にしませんか。

「沈没寸前のタイタニック校」
そうです。日本の生活様式が、欧米化すると共に子供達の心が歪み、一人ひとりを生かすことが出来ない教育現場で、悲鳴をあげているのです。例えば、いじめなどの明確な理由ではなく、学校を「拒絶」する子供達、不登校、ひきこもり、授業放棄など。
「お母さん、学校がつまらない。 学校へ行きたくない。」
このような声を、わが家庭から発信させないための、親子関係の在り方の報告を交えてお話しましょう。


【1】子供の自己肯定感を高めるために、一日、十回以上の「ほめ言葉」をあたえていますか。


「あなたはできますよ。」
「あなたは、力がつくよ。信じているよ。」
就寝前に、しっかり抱き締めて心を安定させます。(N・S提供)
落ちつかないときは、どこであっても抱きしめます。(I・T提供)


【2】考える時間を与えていますか。


「泣いていたら伝わらないよ。伝えたいことは、なあに。どうしたいのかな。お母さんは、あなたの味方よ。」(K・K提供)
年齢が低いほど、泣いて自分の意思を通そうとする様子が多いので、自分と向き合う時間を、ゆっくり取りましょう。


【3】正しい生活習慣を考えていますか。デジタル機器を持たせていませんか。また、起床時刻や就寝時刻も決めていますか。


理想的な睡眠時間は、小学生なら9〜11時間です。インターネットを使う子供達の大脳灰白質の発達がストップしてしまうので注意しましょう。
「カードゲームやボードゲームやオセロ・カルタ・トランプのようなアナログゲームをお勧めしますよ。家族全員が参加できますね。」(K・K提供)


【4】正しい親子・兄弟姉妹関係ですか。「良い。悪い。」をはっきりさせ、愛情たっぷりの親として接していますか。兄は、弟や妹から信頼されるような生活をしていますか。


ババ抜きゲームシーンです。三歳児の娘が勝ちました。兄三人は、「すごいね。びっくりしたよ。」と言いつつもくやしがっていましたが、とても微笑ましいムードに、ご両親は嬉しくなったそうです。

あるレストランでの風景です。
「お行儀よく座って手を拭いて、立ち歩きをしないで食べなさい。」
と、兄は両親に代わって妹や弟に食事ルールを指導しているのです。(K・K提供)


【5】しなやかな考え方を教えていますか。(マインドセット)親自身がポジティブな捉え方をしていますか。


「たとえ、失敗してもいいのですよ。挑戦することがかっこいいのですよ。」
のように伝えて、約束五つのメモを見せて、心をゆったりもたせています。(N・S提供)


※五つのメモをお知りになりたい方は、東京学習社(082-569-7970)までご連絡ください。




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