はじめの第一歩!

ご入園・ご入学された保護者の皆さま、おめでとうございます!お子さまと共に、ワクワクドキドキの日々をお過ごしのことと思います。新しい環境に身を置くことは、人生の大きな喜びの一つでもあります。不安を感じることもあるかもしれませんが、お子さまと共に、その時間を存分に楽しんでいただければと思います。お子さまの成長は日に日に早く感じられるものですので、一瞬一瞬を大切にしてください。とはいえ、共働きのご家庭が増え、お子さまと過ごす時間が少なくなっている現状もあります。どうか共に過ごす大切な時間を大事にしてください。

四季と共に暮らす

日本の学校生活は春から始まります。草木が芽吹く春は、様々な生き物の命を感じやすい季節です。子どもたちは、そういった生き物を身近に感じながら日々を過ごします。校庭にある大きな木や身近な草花は、芽生えたり花を咲かせたりして、だんだんと春らしくなります。日常の自然の変化を感じ取ることは、子どもたちの五感を育むためにとても大切です。四季を繰り返し経験し成長することで、発達段階に応じた気づきや学びを得ることができます。

ビオトープ

なぎさ公園小学校には、開校以来、生き物の生息地として児童も教員も、そして時には保護者の方も加わって大切にしてきたビオトープがあります。オタマジャクシをはじめ、さまざまな生き物が成長する姿を、遊びや授業を通して観察しながら、多くの学びを得ていきます。観察だけでなく、実際に生き物に触れたり、生き物が住んでいるビオトープにお邪魔したりして(なぎさ公園小学校では、生き物が住んでいる場所なので「家にお邪魔します」という気持ちで入るようにしています)、命の大切さを感じています。

子どもの「なぜ?」に答える

新しいスタートの時期には、子どもたちは様々な「なぜ?」が頭に浮かびます。好奇心旺盛な子どもたちは、見るもの、触れるものに次々と興味を持ちます。興味を持つことは、新たな知識を得る意欲につながります。そして、その知識をもとに自分で考え、行動を始めます。これが、現在言われている「探求学習」にもつながっていくのです。可能な限りご家庭でも子どもの「なぜ?」に寄り添っていただき、子どもたちが多くの学びを得られるように、共に取り組んでまいりたいと思います。





上野和之校長