幼保小の連携

小学校と幼稚園・保育園の連携は、子どもの成長を支えるために重要です。幼児期の教育と小学校での学びがスムーズに繋がるよう、情報交換や連携活動が必要です。具体的には、保育園・幼稚園の先生が小学校の教員と連携し、子どもの発達状況や個別の特性を共有することで、入学後の不安を軽減し、適切な支援が可能となります。また、合同の行事や交流活動を通じて、子ども同士の関係作りや社会性の向上も期待できます。これにより、子どもの健やかな成長を支える環境が整います。

自然体験研修会

昨年10月に広島県の私立幼稚園連盟主催による自然体験研修会で講演と実技の機会をいただきました。開校以来、自然と共に生活することを取り入れてきた私たちにとって、先に述べたように、幼児期の教育と小学校での学びがスムーズに繋がる貴重な機会となりました。理論的な知識の講義と、それを実践に活かす活動を、本校の自然体験活動に豊富な経験を持つ教員と共に行いました。身近な植物を使ったり、広い園庭を活用したりして、先生方にとって学びとなるよう、様々なアクティビティを実践しました。今後も連携を深め、子どもたちの学びに繋がるよう努めていきたいと思います。

ギャップを恐れない

小学校に上がると、環境や生活が大きく変わり、子どもたちは「小1ギャップ」を感じることがあります。しかし、これは成長の一部であり、どんな変化にも少しずつ慣れていくものです。新しい友達や先生、授業内容に戸惑うこともあるかもしれませんが、それは自然なことです。重要なのは、周りの大人が支え、励ましながら、少しずつ自信を持てるよう導くことです。子どもたちは、徐々に新しい環境に適応し、力をつけていきます。焦らず、ゆっくりと成長する過程を楽しむことが大切です。

安心安全な居場所づくり

小学生の安心・安全な居場所づくりは、心身の成長にとって非常に重要です。学校は学びの場だけでなく、子どもたちが自分らしく過ごし、安心して表現できる場所であるべきです。教員やスタッフは、子どもたちが困っている時に気づき、声をかけることが大切です。また、友達関係や心のサポートを提供することで、孤立感や不安を和らげることができます。さらに、学校全体でいじめ防止や安全対策を徹底し、誰もが自分を大切にできる環境を作ることが必要です。子どもたちが信頼できる居場所で成長できるよう、地域や家庭とも連携して支え合うことが大切です。これからも保護者の皆さまと共に、想いと時間をかけて学んだことを共有し、ほんものの体験を通じた教育に努めてまいりたいと思います。





上野和之校長