学びが深まる成長の秋!

今年も大変暑い夏となりました。熱中症の心配もあって、小さなお子さまは屋内で過ごす時間も多かったのではないでしょうか。それでも、日常とは違った多くの経験をさせてあげようと保護者の方も頑張られた夏休みであったと思います。夏休みも終わり、新しいスタートとなるこの時期は、夏に経験したことが次の学びにつながり、子どもたちの意欲が深まっていく成長の時でもあります。

夏の体験

夏休みの非日常体験が子どもたちの心にしっかり染みわたっているこの時期、子どもたちは気づいたことやできるようになったことなどを通して、色々なことを考えたり、試したり、工夫したり、表現したりして思考力や判断力、そして豊かな表現力などを身につけていきます。夏休みの体験が大きければ大きいほど、子どもたちは心身ともに成長しており、満ち足りた状態で学校生活を送ることができるのです。まだまだ、日中は残暑が厳しいですが、季節の上ではすでに秋となっており、朝夕の涼しい気持ちの良い季節を迎えて、子どもたちは毎日の生活や学習をさらに豊かにしていきます。

学びのリズム

一方、夏休みに崩れたリズムがそのままの子どもたちも近年増えています。まずは、規則正しい生活リズムを取り戻すことが第一歩です。同じ時間に就寝し、朝も同じ時間に起床する。朝食もきちんと取って登校することを意識しましょう。日常生活のリズムが崩れると心身のリズムも崩れるからです。
健全な成長の基本は、自分でリズムをコントロールできることです。いわゆる「自律」です。子ども時代には、様々なことに興味を持ち、熱中することでしょう。そして、好きなことに打ち込むことを経て、「自律」できることを身につけていきます。小学校での経験が中学校、高等学校へと続いていく中で伸びている子の多くは、「自律」ができているのです。遊ぶ時間、勉強する時間を自分でコントロールできる子は、困難にたじろがず、目標に向かって進むことができます。

秋の取り組み

秋は、夏の寝苦しさからも解放され、睡眠によって夏の疲れもリセットされる季節でもあります。お子さまが質の良い睡眠を取ることが出来るように、食事や入浴など毎日のリズムをご家庭でも気をつけてみてください。
本校では、これからなぎさの三大行事が始まります。まずは10月に行われる運動会。心身ともに成長した子どもたちが、のびのびと競技や演技に取り組めるように子どもたちと準備してまいります。





上野和之校長