新しい出会い、新しい発見

木々の芽が膨らみ、春の花が一斉に咲き誇る季節となりました。昨年までのコロナ禍で迎えた春とは違い、人々だけでなく、自然の動植物も活発に動き出している気がします。思わず心も体も踊り出したくなる気持ちになります。春は、新しい出会いと新しい発見の季節でもあります。ワクワク、ドキドキの毎日の中、どんな出会いや発見が子どもたちを待っているのでしょうか。

「あそび」が学び

本校には、四つの教育目標に基づく心の柱、学びの柱である「なぎさっ子の四つの柱」があります。

なぎさっ子は、
一、しっかり学ぶ子どもです。 
二、人の役に立ち、人に喜ばれる行いを実践する子どもです。
三、いろんな立場や世界の人と共に生きる子どもです。
四、心を豊かにし、体を鍛え、夢に向かって努力する子どもです。

これらの心の柱や学びの柱は、子どもたちの「あそび」の中から身についていくものだと考えています。大人は、目的があってそれに対する学びがあると思いますが、子どもたちは「あそび」を通して学びがあるのです。子どもたちの学びは、日々のお友だちや家族などとの「あそび」の中で育まれていきます。

「とことん、ほんもの。」

本校では、昨年パーパスを「とことん、ほんもの。」としました。子どもたちが日常で体験し、学ぶことに対して「とことん、ほんもの。」にこだわっていきたいとの想いを表しています。開校以来、天然芝のグラウンドや二十四節気に沿った学校行事など、科学技術が目まぐるしく発達していく世の中においても、身の回りに自然を感じながら、五感を使って感性を育む事を大切にしてきました。成長が著しい小学校時代にこそ、「とことん、ほんもの。」が必要だと考えています。

見過ごさず、見守る

新学期のスタートは、色々な事をはじめるタイミングでもあります。このタイミングでぜひ行っていただきたいのが、お子さまとの関係づくりです。今まで気になっていたのに、ついつい見過ごしてしまい、「まあ、いいか…。」となっていたことなどがあれば、ぜひお子さまに声がけをして、ご家庭でのルールの再確認をおすすめします。また、同じ様に少し距離をおいて、お子さまが様々なことにチャレンジできるように見守ることも大切です。お子さまが小さいうちは気になることも多いと思いますが、あまり過干渉になると成長のチャンスの芽を摘むことにもなりかねません。
皆さまにとって、良いスタートが切れる事を願っています。





上野和之校長