学びの発表は、親子の発見の場

まだまだ、寒さが続く冬の時期ではありますが、子どもたちはもう2ヶ月足らずで新しい学年となります。保護者の皆さまもお子さまの新しいスタートへの準備を始められていることと思います。本校においては、ピカピカの1年生だった子どもたちも、今はすっかり馴染んで立派な小学生になりました。最上級生の6年生は、春からいよいよ義務教育の最後となる中学校へと進学します。子どもたちはそれぞれの学びの場で次へのステップの準備を始めています。また、この時期は1年間学んできたことの総まとめを行う時期でもあります。

学習発表会

本校では、2月11日(日)に「なぎさ祭」として、子どもたちの1年間の学びを教科ごとに発表いたします。各教科の展示発表はもちろんのこと、本校の特色教育でもある教科横断型のプロジェクト学習による内容や、選抜メンバーによるなわとびとけん玉のグランプリ、優秀な科学研究によるプレゼンテーションなど、子どもたちが興味関心を持って取り組んだ学習内容について自ら発表する場となります。「なぎさ祭」は、子どもたちの学習の発表の場であり、保護者の方々が我が子の学びを確認し、共有する場でもあります。我が子の興味関心あることの再発見や、再確認ができたということもよく耳にします。とかく、周りのお友だちと比べて我が子を評価しがちですが、そうではなく、子ども一人ひとりが得意なことにこだわり、その力を伸ばしていくことを理解されることがとても大切だと感じています。

切磋琢磨

自分の得意なことについては、子どもたちたちはみんな自信を持っています。勉強や運動においてお互いが学び合い発表を行うことは、良い意味での競争心も生まれ、ぶつかり合いもありますが、お互いに認め合う貴重な機会でもあります。このような経験を重ねて、子どもたちは成長していきます。

ふりかえりの大切さ

新しいことへの取り組みや、それらを積み重ねていくことはとても大切です。さらに、それらを定着させ、自分のモノとすることには「ふりかえり」の時間が必要です。現代社会は、大人も子どもも忙しい毎日を送っています。中々ゆっくりとふりかえることは難しいと思いますが、実はこの時間がとても大切であったことは、後で気づくことが多いのです。子どもたちが、想いと時間をかけて学んだことを保護者の皆さまと共に共有し、これからもほんもの体験の教育に努めてまいりたいと思います。





上野和之校長