コロナ禍が続く中、感染対策のために学校では、行事や活動を制限したり中止にしたりして、とても残念な思いで過ごすことが多いこの頃です。学校の三大行事の一つ「なぎさ祭」は、年に一度、互いの学習成果を見合い、全校で一年間の成長を感じる機会となる大切な行事です。昨年は、子どもたちの作品展示の様子をぜひともご家庭に届けたいとインターネットを通じて配信し、家族そろって成長のあかしを感じていただくことができました。
新しい学びにチャレンジ
なぎさのともしび
今年、全校で「なぎさのともしび」という題材に初挑戦しました。1年生から6年生までのなぎさっ子全員の作品「なぎさのともしび」を講堂に展示し、クラスごとに鑑賞しながら、お気に入りの作品をタブレットで映し、作品の良さをまとめて交流するというものです。
講堂に1歩足を踏み入れると、LEDランプを灯した一人一人の作品が輝きを放ち、420名のなぎさっ子たちの作品で講堂全体が光の世界になっています。「わあ~」という声が自然に湧き起こり不思議な感動を味わいました。休憩時間に何度もやって来て鑑賞している子もいました。作品から放たれた光が、天井にまで届いて美しい光の模様ができたことは、絵画造形の担当教員も「想定していなかったことで、うれしい驚きでした。」とのこと。このような展示会ができたのは、講堂内の重いベンチを運び出したり、420個ものLEDランプを朝灯したり放課後に消したりするという大変な作業をしてくれた高学年の児童の協力も大きな力となりました。コロナ禍では、確かに失ったものも多くありましたが、逆に知恵と工夫を重ねながら協力して素晴らしい時間をもつことができました。
講堂に1歩足を踏み入れると、LEDランプを灯した一人一人の作品が輝きを放ち、420名のなぎさっ子たちの作品で講堂全体が光の世界になっています。「わあ~」という声が自然に湧き起こり不思議な感動を味わいました。休憩時間に何度もやって来て鑑賞している子もいました。作品から放たれた光が、天井にまで届いて美しい光の模様ができたことは、絵画造形の担当教員も「想定していなかったことで、うれしい驚きでした。」とのこと。このような展示会ができたのは、講堂内の重いベンチを運び出したり、420個ものLEDランプを朝灯したり放課後に消したりするという大変な作業をしてくれた高学年の児童の協力も大きな力となりました。コロナ禍では、確かに失ったものも多くありましたが、逆に知恵と工夫を重ねながら協力して素晴らしい時間をもつことができました。
体験を経験に…
この学習では、単に美しいものを自ら創り、鑑賞したという体験で終わらず、自分の好きな作品について、どこがどのように心惹かれたのか、映像と文章にまとめて互いに交流することで、さらに価値が加わります。今やバーチャルな世界に触れることの多い私たちです。本物に直接触れることの大切さはもちろんのこと、互いの感動を交流しながら人それぞれに感じ方、見方、考え方が違っていること、そのことが素晴らしいと実感できることが何より大切なことです。体験が価値ある経験となる瞬間なのです。