あなたは恐らく人生で何度か自分に「なぜ私なの?」と問うことがあり、自分の運命が導いた不快なことや悲劇的な事が起こった時に、より深刻にこう思ったのではないでしょうか。これらの哲学的な不思議に悩んだり、なぜ自分が宇宙の奇妙な働きの対象となったのかについて悩む必要はありません。代わりに当校の教育プログラムの重要な部分であるオープンマインドへの道の重要なステップである「私」を知る事によって、人生の方向性を決断しやすくなると思います。
子供は親との会話から、社会や世界の見方を学びます。あなたが子供と話す時、自分が持っている偏見に疑問を投げかけてみて下さい。私達は、他人に対してより、自分自身に対してもっと批判的になることが必要です。子供と自分を多方面から見つめ、批判的に自分について考えることは、これからの社会との繋がりを築く上で助けとなるでしょう。
オープンマインドは以前から重要なスキルでしたが、社会の変化により、かつてない程重要になっています。オープンマインドを育むには、批判的思考スキルと創造的思考スキルの両方を使い、オープンマインドの基礎となる、自分の文化やバックグラウンドを分析する必要があります。
私達は、オープンマインドとは、他人を受け入れること、または他人の視点を理解することであると考えがちですが、オープンマインドになるには、まず自分自身について考えることが必要なのです。この一連の考え方が「なぜ私なの?」という問いに対する答えに繋がると思います。オープンマインドと批判的思考は密接に関連しており、どちらも自己を知り、評価し、理解することから始まるのです。
批判的でオープンマインドな思想家として、私達自身の文化やバックグラウンド、そして他者の価値観や伝統をよりよく理解すれば、共感、思いやり、尊敬を持ち、他人にもっと思いやりを持つことができるでしょう。また、コミュニケーターとして、私達はより協力しあい、新しいアイデアを生み出せるようになるでしょう。そして誠実に行動し、行動とその結果により、公正な正義感を維持することができるようになることでしょう。
オープンマインドでより批判的思考ができるようになることは、子供たちが今後グローバル社会を生き抜いていくための役に立つことと思います。