コロナ対応は各医療機関へルールを確認

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各医療機関の受診ルール

未だに終わりが見えない「新型コロナウイルス感染症」。5類感染症になったとは言え、強い感染力は依然として変わりありません。5類感染症になって「発熱がある」「喉の痛みがひどい」などの体調が悪く、感染の疑いがあれば、いきなり医療機関へ受診するのではなく、いま一度、その各医療機関の受診ルールを確かめましょう。


医師の判断による検査

熱があるからといって必ずしも新型コロナウイルス感染症とは限りませんが、熱は多くの感染症の初期症状として現れることが多いため、何らかの感染症の疑いはあります。発熱や咳などの症状がある場合は、医師の判断に基づき状況に応じて新型コロナウイルスのPCR検査や抗原検査を行います。自己検査を行われる方もちらほらいらっしゃいます。自己検査で陰性でも、症状が続く場合や周囲に感染者がいる場合は、完全に安心できるわけではありません。自己検査は簡便で早期に結果を知ることができますが、あくまで参考として活用し、必要に応じて医師の診断を仰ぎましょう。
陽性と診断された場合、その日のうちに抗ウイルス薬をもらうかどうかは、症状の重さと重症化リスクによって異なります。診断を受けて、その場で薬をもらわないときでも、発症4日以内であれば、追加で治療も可能です。ただ乳幼児は症状を緩和させる対処治療となります。


体調が悪い時は外出や接触を控える

軽い症状でも、咳や発熱、喉の痛みなどがある場合には、外出や他人との接触を避けることが大切です。「5類」に移行したあとは、発症の翌日から5日間は外出を控えるなど、医師にもアドバイスを受けると良いでしょう。高齢者や基礎疾患を持つ人々は依然として重症化リスクが高いため、社会全体として配慮が必要です。
個々の行動が、他者の健康に大きな影響を与える可能性があるため、周囲の人々と協力しながら安全な環境を維持しましょう。





今井崇勝院長