まず、急性中耳炎は耳管から細菌やウイルスが感染することで起こり、風邪やインフルエンザが流行する冬に発症することが多いです。夜中から朝方に激しい耳の痛みをうったえることが多く、慌てる親御さんもいらっしゃいますので判断がつかない場合には、かかりつけ医への受診や救急相談ダイヤルなどでアドバイスをもらうのも一つです。
一方、滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)は、風邪を引き痰や鼻水が残ったとき、またはアレルギー性鼻炎で鼻水・鼻づまりのあるお子さんに起こります。耳の痛み、発熱、耳垂れなどの症状がないので、なかなか気づきにくく、治りにくいため注意が必要です。