病院とのかかわり方
困った症状が起きたとき、ご自身が判断した医療機関へ
子どもの体調不良の際、「まずは小児科へ」という認識が一般的ですよね。お子さんの症状によっては小児科に行くべきか、耳鼻科に行くべきか、どの診療科に行くべきかとよく相談されることがあります。耳鼻科であれば風邪を背景にした中耳炎や副鼻腔炎、他にアレルギー性鼻炎、耳の痛みなど、迷われることなく受診されます。ただ私は日ごろから患者さんに「何らかの困った症状が起きたとき、かかりつけ医やその時の保護者の方の判断で医療機関を訪れればよいです」と伝えています。各々の病院で、専門外で判断したときは、最適な医療機関を紹介しているはずです。当院でも「この子のこの症状なら、この専門医療機関へ行って相談すべき」と判断したら、他の医療機関を紹介し、相談することをすすめています。
発熱時の受診の目安は、熱があっても元気があるか否か
本格的な冬が近づき、風邪やインフルエンザが心配な時期。子どもが熱を出したり、風邪の症状で苦しそうだったりすると「病院に連れて行かなきゃ」と焦りがちですが、熱のみであれば早急に病院を受診する必要はありません。
幼児の場合は、熱が出たときに機嫌や食欲に問題なければ、慌てて受診せず2~3日は様子をみてもよいと思います。とはいえ、初日でも心配であれば遠慮なく病院に行ってください。処置しても徐々に熱が上がるなど、症状の増悪で心配があれば医療機関に相談してください。
幼児の場合は、熱が出たときに機嫌や食欲に問題なければ、慌てて受診せず2~3日は様子をみてもよいと思います。とはいえ、初日でも心配であれば遠慮なく病院に行ってください。処置しても徐々に熱が上がるなど、症状の増悪で心配があれば医療機関に相談してください。
次のような状態のときは、早めの受診をおすすめします。
●食欲がなく、食事や水分がとれない
●呼吸が苦しそう
●何をやっても機嫌が悪い、好きなものに反応しない
●ぐったりしているなど
ただ発熱して医療機関に受診される際は、コロナウイルス以外にもこれからの季節はインフルエンザなどの感染症の疑いもあるため、必ず事前に医療機関に相談してからにしましょう。
最後に、病院に行く際に気をつけることや意識すべきこととして、いざ病院へ行って問診票に記入するとき、「熱が出たのはいつからだっけ…何℃だったかな?」と思い出せないことがあります。当院は問診時にヒアリングしますので、お子さんの体調不良の気づきをできるだけ事前に聞くようにしています。
●呼吸が苦しそう
●何をやっても機嫌が悪い、好きなものに反応しない
●ぐったりしているなど
ただ発熱して医療機関に受診される際は、コロナウイルス以外にもこれからの季節はインフルエンザなどの感染症の疑いもあるため、必ず事前に医療機関に相談してからにしましょう。
最後に、病院に行く際に気をつけることや意識すべきこととして、いざ病院へ行って問診票に記入するとき、「熱が出たのはいつからだっけ…何℃だったかな?」と思い出せないことがあります。当院は問診時にヒアリングしますので、お子さんの体調不良の気づきをできるだけ事前に聞くようにしています。