どうする?『子どもの発熱』
熱が出たら、まずはかかりつけ医へ連絡
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、熱やせきなどの症状に敏感にならざるを得ない今。乳幼児が発熱すると、親は焦りがちです。しかし、子どもはもともとよく熱を出すもの。お子さんが熱を出して、受診を悩んだ場合には、まずはかかりつけ医に連絡してアドバイスをもらいましょう。病院に行くことをためらう方も少なくありませんが、発熱してお子さんが元気がなくてぐったりしていたり、呼吸が苦しそうだったりとつらい症状なら連絡していつも通りに、クリニックを受診してください。またかかりつけ医でPCR検査を受けさせてもらえるのかどうかも連絡したときに確認するのもよいでしょう。
マスク、手洗い、うがいの習慣化で感染症が軽減!
新型コロナウイルス感染症を警戒してマスク・手洗い・うがいが習慣化したこともあり、感染症がずいぶんと減りました。加えて集団生活を自粛し、外を出歩かないので、けがや体調不良も減っています。
発熱したときは、熱以外の症状をチェック!
お子さんが発熱したときは、それ以外の症状もチェックすることが大切です。「熱は出ているけれど、元気で食欲もある」という場合は、あわてなくても大丈夫。ご家庭でのケアで様子を見てもよいでしょう。一方、発熱でも高熱、元気がない、咳や鼻水、咽頭痛など他の症状も強い様でしたら早めの受診をお勧めします。
主な上気道の発熱
- 風邪症候群
- せき、鼻水、のどの痛み、頭痛、腹痛など。
- インフルエンザ
- 急に高熱が出る。せき、筋肉痛、関節の痛みなど風邪よりも症状が重い。
- 溶連菌感染症
- 一般的に急な高熱、のどの痛み。発疹やイチゴ舌。
- 扁桃炎(へんとうえん)
- 扁桃腺が炎症を起こし高熱が出る。のどの痛み、リンパ節のはれ。
- 急性中耳炎
- 鼻風邪に続いて起ることが多い。頻繁に耳をさわる。耳を痛がる。耳だれが出る。
- RSウイルス感染症
- 発熱、激しい咳。ひどい時は入院治療。
※発熱の原因の全てではありません。上記以外の原因で発熱のケースもありますので、様子がおかしい場合は医師の診断を受けましょう。