「アレルギー性鼻炎」が考えられる原因の中に後述の3つが挙げられます。発症する前にできるだけ予防を心がけましょう。
アレルギー性鼻炎
エアコンをつけると咳やくしゃみが出る!
エアコンを使うことで、鼻水・くしゃみ・咳などの症状が出てしまう方は、エアコン内部のハウスダストやカビが舞い上がり、それを吸い込んでしまったことが原因かもしれません。またエアコンは室内の空気を巡回させているので、床や家具など部屋のホコリやカビを舞い上げてしまい、それを吸い込み鼻水・くしゃみが出る場合もあります。特に夜はエアコンを止めると舞っていたほこりが寝静まったころに床に落ちてきて、夜中や朝方にくしゃみが頻繁に出ることもあります。
エアコン内部に溜まっているカビなどの有害物質を屋外へ出すためにも、定期的に窓を開けて換気するよう心がけましょう。フィルターなどの掃除をまめにすると、カビの育成を抑制することができます。
室内で繁殖する家ダニ
アレルギー病を引き起こす原因としてダニの死がいやフンが人にアレルギーを起こすことが分かっています。ダニは夏場から秋口がとくに繁殖しやすい時期です。ダニが増殖しやすいのは布団周り。ダニアレルギーの特徴として、夜中、布団に付着したダニを吸い込み、鼻の粘膜が刺激され、「昼間より夜中に鼻がつまる」、「朝起きて鼻がぐしゅぐしゅする」といった症状が起こります。特に寝床が床に近い赤ちゃんや小さなお子さんには影響大!しっかりと定期的に掃除をして、ダニダストやダニのえさを取り除きましょう。布団は叩くとダニが粉砕されるので軽く表面をはたき、掃除機や布団専用クリーナーなどで吸い取ってください。布団クリーニングもおすすめ。できるだけダニの住みづらい環境を保ち、アレルゲンを減らすことが大切です。
季節の変り目の温度差
季節の変わり目は乾燥、内外の温度差が大きい季節です。咳やクシャミ、鼻水など、風邪のような症状が出ることがあります。対策としては、こまめに脱ぎ着ができるような洋服を用意したり、急な冷え込みもあるため布団も準備して温度調節を心掛けましょう。