●はじめに
子どもが落ち込んでいる時、前へ進む意欲がわかない時、親はどうしたらよいでしょうか。子どものやる気について、考えてみましょう。
●はじめに
子どもが落ち込んでいる時、前へ進む意欲がわかない時、親はどうしたらよいでしょうか。子どものやる気について、考えてみましょう。
●スモールステップで
やる気を起こすためには、好きになることに出会えるきっかけづくりが大切です。子どもの好きなことを体験させながら、「知りたい」という気持ちを刺激します。「やればできる」という自信が、やる気につながります。頑張れば達成できるような目標を設定し、達成すれば「よく頑張った」と一緒に喜びます。スモールステップで、できること、小さなことから、実行していきましょう。人の役に立つ喜び、人の幸せに貢献できる満足感があると、やる気が倍増しますね。
●子どもをほめるには
ほめ方として、
①「すごい」「さすが」とほめる
②ありがとう、うれしいと感謝の気持ちを伝える
③何がよかったか具体的にほめる
の三つがあげられます。
心に響くように、子どもに合ったほめ方をする必要があります。誰もが「能力」だけでなく、「性格の強み」を持っています。ほめるときにも、子どもの性格の強みを伝えるようにすると、自己肯定感を高めることになります。
●勇気づけること
「ほめる」場合、親が子どもの上に立つ縦の関係で、達成した結果を評価する言葉になります。「勇気づけ」では、尊敬・信頼の気持ちで関わる横の関係で、自信とやる気を引き出す効果が上がります。勇気づけのためには、できていることに目を向け、結果ではなく挑戦した姿勢や過程に注目します。うれしい、助かる、ありがとう、応援しているよ、という気持ちを「私メッセージ」で伝えるようにします。
●ネガティブ感情を手放す
ネガティブな感情から抜け出すには、物事のとらえ方を外に取り出し、客観的に見つめるようにしてみます。「子どもの心を強くする すごい声かけ」の著者・足立啓美さんは、ネガティブなとらえ方を7つに分類し、7羽のネガティブオウムというキャラに例えています。非難、あきらめ、心配、正義、無関心、罪悪感、敗北者の7つのネガティブオウムが、肩に乗って繰り返し話しかけていたら、ネガティブ沼にはまってしまいます。親子でネガティブオウムを見つけ出し、別の視点からのとらえ方を探し、ゆがんだとらえ方を変えていくと、「感情」と「行動」が変わっていきます。
●おわりに
よいところも悪いところも、あるがままの自分を好きになれるように、親が子どものすべてを愛するとき、子どもの自己肯定感が育ち、自信とやる気も出てきます。幼少時期には、肉体的、精神的不快を快に変えるヘルプを充分に与えます。子どもの成長とともに、子どもの力を信じて見守り、自立のためのサポートをしていきましょう。
4階の病児保育室ちゅんちゅんもご利用下さい
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