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その悩み、お坊さんに聞いてみよ!【お寺の子育て相談室】②
この記事は2025年9月03日に作成および更新したものです。
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子どもの発達、友達関係、パートナーとの役割分担、仕事との両立......。
情報があふれる現代でも、子育ての悩みは尽きません。
むしろ、情報に振り回されて何が正解かわからなくなることも。
そんなママンペール世代が抱える子育てのお悩みについて、広島のお坊さんにたずねてみました。
はるか昔から人々の心に寄り添ってきた仏教に、子育てがちょっぴり楽になるヒントがあるかもしれません。
情報があふれる現代でも、子育ての悩みは尽きません。
むしろ、情報に振り回されて何が正解かわからなくなることも。
そんなママンペール世代が抱える子育てのお悩みについて、広島のお坊さんにたずねてみました。
はるか昔から人々の心に寄り添ってきた仏教に、子育てがちょっぴり楽になるヒントがあるかもしれません。
▼この記事を読んで分かること
◎「ご機嫌」は前提ではなく、結果。
◎視野を広げれば、自分の応援団がきっと見つかる。
◎手を合わせることで、心に安らぎが生まれる。
この記事を読めば、子育ての悩みについてのヒントがきっと得られるので、ぜひ参考にしてみてください。
1.子育ての悩みにお坊さんが寄り添います
「仏教」と聞くと、一般的には法事やお葬式などのイメージが大きいのではないでしょうか?
でも、本来仏教は、「今を生きる人々」の悩みや苦しみを解決するために生まれたもの。
私たちの持つ「常識」や「世間の価値観」を一歩離れ、別の視点からものごとをとらえ直すことができる教えです。
今回は、そんな仏教にたずさわるお坊さんに、子育ての悩みを相談してみました。
読むうちに、自分の子育てについての気づきや、ハッとするような言葉に出合えるかも!?
2.今回のお悩みは……
この記事では、ママンペールライターが、SNSなどを通じて子育て中のママパパからお悩みを募集。
その中からピックアップした質問を、お坊さんに投げかけてみました。
さて、今回のお悩みは......!?
毎日大変な子育て。親自身が「ご機嫌」でいるには?
今回のお悩み:
「母親がご機嫌でいることが、家族の幸せにつながるとよく聞きます。
けれども実際には毎日忙しく、なかなかご機嫌でいられません。
ご機嫌でいるために気をつけることやコツはあるのでしょうか」(40代女性)
「母親がご機嫌でいることが、家族の幸せにつながるとよく聞きます。
けれども実際には毎日忙しく、なかなかご機嫌でいられません。
ご機嫌でいるために気をつけることやコツはあるのでしょうか」(40代女性)
3.お坊さんからの回答
今回の質問に答えていただくのは、広島県三次市にある「源光寺」の住職、福間玄猷さんです。
絵本の読み聞かせやyoutube配信など幅広く活動中。
また、およそ30年にわたって悩み相談を続けてこられました。
2人の子を持つ父親であり、お寺の子ども会などで多くの子どもたちと接しています。
「ご機嫌」は前提ではなく、結果
―今回の相談にある「母親がご機嫌でいる」という姿は、たしかに理想的に思えます。
うーん、そうですねぇ。
でも実は、このご相談を聞いて私はまずこう思いました。
「お母さんがご機嫌でいれば家族が幸せ」という考え方そのものが、お母さんを追い詰めていないだろうか、と。
もし本当にいつもご機嫌でいられるなら、この相談自体が出てこないはずですよね。
でも実は、このご相談を聞いて私はまずこう思いました。
「お母さんがご機嫌でいれば家族が幸せ」という考え方そのものが、お母さんを追い詰めていないだろうか、と。
もし本当にいつもご機嫌でいられるなら、この相談自体が出てこないはずですよね。
「ご機嫌でいられない自分」を責めてしまうと、ますます気持ちが沈んでしまうでしょう。
ご機嫌でいることは、家族が幸せになるための前提ではありません。
ご機嫌とは努力で無理やり作るものではなく、心が軽くなった結果として自然に現れるものです。
ご機嫌でいることは、家族が幸せになるための前提ではありません。
ご機嫌とは努力で無理やり作るものではなく、心が軽くなった結果として自然に現れるものです。
―なるほど、ご機嫌でいるのが前提になってしまうとしんどいですよね……。
もし、ご相談者さんが実際に目の前にいたなら、どんな風に声をかけますか?
もし、ご相談者さんが実際に目の前にいたなら、どんな風に声をかけますか?
まずは「一人でホッとできる時間がありますか?」ということをお尋ねすると思います。
もしもすべてを抱え込み、誰にも頼れないような状況なら、ご機嫌どころか心がすり減ってしまいます。
お母さん自身の現状を、あらためて見つめ直してみることをおすすめします。
もしもすべてを抱え込み、誰にも頼れないような状況なら、ご機嫌どころか心がすり減ってしまいます。
お母さん自身の現状を、あらためて見つめ直してみることをおすすめします。
「応援団」の存在を思い出す
―現代の子育ては、頼れる人が少なく親が一人で抱え込みがち。
少しでも楽になる方法はあるでしょうか?
少しでも楽になる方法はあるでしょうか?
今年のお盆参りで、私がよく話したテーマがあります。
よかったら、ここであなたも目を閉じて次の質問に答えてみて下さい。
「あなたを応援してくれる人は何人いますか?」
あらためて考えてみると、意外と多くの人が浮かぶものです。
けれども、本当に追い詰められていると、ほとんど誰も思い浮かばないかもしれません。
そんなときは、家族や友人だけでなく、よく行くお店の店員さんや病院のスタッフさん、子どもの先生といった日常的に関わる人を思い出してみてください。
直接「応援しているよ」と言われなくても、自分の生活を支えてくれる存在です。
応援団を意識的に思い出すことで、「自分は独りではない」ということに気が付きます。
たとえ小さな気づきでも、そのことが前向きな気持ちを生み、実際に誰かに助けを求めることもできるでしょう。
その結果として、少しずつご機嫌になっていくのではないでしょうか。
よかったら、ここであなたも目を閉じて次の質問に答えてみて下さい。
「あなたを応援してくれる人は何人いますか?」
あらためて考えてみると、意外と多くの人が浮かぶものです。
けれども、本当に追い詰められていると、ほとんど誰も思い浮かばないかもしれません。
そんなときは、家族や友人だけでなく、よく行くお店の店員さんや病院のスタッフさん、子どもの先生といった日常的に関わる人を思い出してみてください。
直接「応援しているよ」と言われなくても、自分の生活を支えてくれる存在です。
応援団を意識的に思い出すことで、「自分は独りではない」ということに気が付きます。
たとえ小さな気づきでも、そのことが前向きな気持ちを生み、実際に誰かに助けを求めることもできるでしょう。
その結果として、少しずつご機嫌になっていくのではないでしょうか。
見えない応援団──ご先祖やいのちのつながり
―なるほど。日常生活で関わる人まで視野を広げて「応援団」ととらえれば、前向きになれそうですね。
はい。さらに、応援団は目に見える人だけではありません。
ご先祖さまをはじめ、私たちは数えきれないいのちに支えられて生きています。
そう考えると、実はたくさんの応援団に囲まれているのです。
私は僧侶ですから、「仏さまもあなたを支えている存在です」とお伝えしたい気持ちがあります。
ただ、宗教的なものへのとらえ方は人それぞれ。
なので、まずは「ご先祖や自分を支えるあらゆるいのち」と受け止めていただければ十分です。
孤独に思えるときも、実は大きな応援団に包まれている。
その気づきが心を軽くし、結果として「ご機嫌」に近づいていくのだと思います。
実は、この記事そのものもあなたの応援団。
あなたのために、今この福間玄猷というお坊さんが話をしているのだと思って読んでいただけたら嬉しいです。
ご先祖さまをはじめ、私たちは数えきれないいのちに支えられて生きています。
そう考えると、実はたくさんの応援団に囲まれているのです。
私は僧侶ですから、「仏さまもあなたを支えている存在です」とお伝えしたい気持ちがあります。
ただ、宗教的なものへのとらえ方は人それぞれ。
なので、まずは「ご先祖や自分を支えるあらゆるいのち」と受け止めていただければ十分です。
孤独に思えるときも、実は大きな応援団に包まれている。
その気づきが心を軽くし、結果として「ご機嫌」に近づいていくのだと思います。
実は、この記事そのものもあなたの応援団。
あなたのために、今この福間玄猷というお坊さんが話をしているのだと思って読んでいただけたら嬉しいです。
日常でできること──合掌
――視野を広げる工夫として、日常生活でできることはありますか?
おすすめしたいのは「合掌」です。
仏教では、右手は仏さま、左手は自分。
両手を合わせることで「いま、ここで仏さまと出会っている」と受け止めます。
もともとはインドの生活習慣ですが、仏教の中で深い意味をもつようになりました。
手を合わせるだけで「自分は大きな存在とともにある」と思い出せるのです。
子育てに追われ、視野が狭まり「自分は独りぼっちだ」と思ったとき、合掌することで仏さまの存在を思い出すことができて、心に安らぎが生まれるでしょう。
おすすめしたいのは「合掌」です。
仏教では、右手は仏さま、左手は自分。
両手を合わせることで「いま、ここで仏さまと出会っている」と受け止めます。
もともとはインドの生活習慣ですが、仏教の中で深い意味をもつようになりました。
手を合わせるだけで「自分は大きな存在とともにある」と思い出せるのです。
子育てに追われ、視野が狭まり「自分は独りぼっちだ」と思ったとき、合掌することで仏さまの存在を思い出すことができて、心に安らぎが生まれるでしょう。
地域やお寺という応援団
――最後に、頑張っている子育て世代にメッセージをお願いします。
現代は地域のつながりが薄れ、子育て世代が孤立しやすい時代。
だからこそ、地域や社会の中で「応援団」になれる場所が必要だと感じます。
お寺もその一つでありたいと願っています。
子育て世代が安心して集える「サードプレイス=第三の居場所」として機能すれば、お母さんたちの孤独感は和らぐでしょう。
あなたは独りではありません。
この記事を読んでいるあなたを、私は心から応援しています。
だからこそ、地域や社会の中で「応援団」になれる場所が必要だと感じます。
お寺もその一つでありたいと願っています。
子育て世代が安心して集える「サードプレイス=第三の居場所」として機能すれば、お母さんたちの孤独感は和らぐでしょう。
あなたは独りではありません。
この記事を読んでいるあなたを、私は心から応援しています。
4.まとめ
•「ご機嫌でいること」は前提ではなく、結果として現れるもの。
•ひとりで抱え込みすぎていないか、まずは現状を見つめ直す。
•「応援団」は身近な人から、ご先祖やあらゆるいのちまで広がっている。
•合掌という習慣で「自分は独りではない」と思い出せる。
•ひとりで抱え込みすぎていないか、まずは現状を見つめ直す。
•「応援団」は身近な人から、ご先祖やあらゆるいのちまで広がっている。
•合掌という習慣で「自分は独りではない」と思い出せる。
【回答いただいたお坊さんのご紹介】
福間玄猷(ふくま・げんゆう)/源光寺住職。
大阪府出身、広島県三次市在住。
長男誕生をきっかけに絵本の読み聞かせをはじめ、「絵本のお坊さん」として長年活動。
そのほか、悩み相談やYouTubeでの法話配信など取り組みは多岐にわたる。
グリーフケアアドバイザー1級、発達障害コミュニケーション初級指導者。
2児の父。
●源光寺ホームページ https://genkouji.com/
●YouTubeチャンネル「絵本のお坊さん-福間玄猷」 https://www.youtube.com/channel/UCc73yUyaufMqtftsDFuoCoA
福間玄猷(ふくま・げんゆう)/源光寺住職。
大阪府出身、広島県三次市在住。
長男誕生をきっかけに絵本の読み聞かせをはじめ、「絵本のお坊さん」として長年活動。
そのほか、悩み相談やYouTubeでの法話配信など取り組みは多岐にわたる。
グリーフケアアドバイザー1級、発達障害コミュニケーション初級指導者。
2児の父。
●源光寺ホームページ https://genkouji.com/
●YouTubeチャンネル「絵本のお坊さん-福間玄猷」 https://www.youtube.com/channel/UCc73yUyaufMqtftsDFuoCoA




































