【絵本の選び方~その①】季節の絵本『お月見』

この記事は2025年9月5日に作成および更新したものです。
おでかけやご利用の際は公式サイト等で最新の情報を確認してください。
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絵本は、季節や年齢、子どもの興味によって楽しみ方がぐんと広がります。
保育士として20年間、たくさんの子どもたちと絵本を読んできて感じたのは、選び方ひとつで親子の時間がぐっとあたたかく、豊かになるということです。

忙しい毎日でも大丈夫!毎日でなくても、絵本を開く時間は子どもの想像力をふくらませ、絵の色んなところをじっと見つめる姿や気づいた会話に思わずほっこりする事も。
子どもが自分で本を選ぶワクワクと、その姿をそっと見守る楽しさ。「なんでそれ選んだの?」「またそれ?」なんて、思わず笑いながら過ごす時間は、親子にとって特別なひとときです。
そんな時間を少しずつ取り入れると、生活のリズムも自然に整っていきます。
ちょっと時間を忘れて、一緒にページをめくってみませんか?

今回は『季節の絵本の選び方』をご紹介してきたいと思います。

秋といえば「お月見」
十五夜は「一年でいちばんお月様がきれいに見える日」と言われ、旧暦の8月15日(現在の9月中旬〜10月初め頃)にあたります。空気が澄んで月が明るく見えることから「中秋の名月」と呼ばれてきました。

必ずしも「満月の日」とは限りません。月の満ち欠けのタイミングによって、少し欠けていることもありますが、それでも昔から「十五夜のお月様は特別」とされてきました。
すすきやお団子をお供えして秋の収穫に感謝し、親子で月を眺める行事は、日本の四季を感じられる素敵なひとときです。

そこで今回は、【年齢別におすすめのお月見絵本】と、親子で楽しめる【お団子あそび】をご紹介します。


▼この記事を読んで分かること
年齢別におすすめのお月見絵本
絵本から広がる親子の楽しみ方(お団子作りや粘土あそび)
今年の十五夜(お月見)の豆知識

この記事を読めば、親子の時間がぐっとあたたかく、豊かになるので、ぜひ参考にしてみてください。

1.年齢別おすすめのお月見絵本

・・・0・1歳におすすめ

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『おつきさまこんばんは』林 明子(福音館書店)
シンプルな言葉とやさしい絵で、赤ちゃんも安心して楽しめる絵本。

読むときに「ほら、お月さまだね」と空を指さしてあげると、実際の夜空と絵本がつながり、自然に空を見上げる習慣が育ちます。

・・・2・3歳におすすめ

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『パパ、おつきさまとって!』エリック・カール(偕成社)
お月さまに手を伸ばすユーモラスな親子の姿が描かれ、読んだ後も想像が広がります。
「お月さまの中にうさぎさん見えるかな?」と一緒に探してみたり、影絵で遊んでみるのも楽しい時間になります。

・・・ 4・5歳におすすめ

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『14ひきのおつきみ』いわむら かずお(童心社)
大家族のねずみたちが力を合わせてお月見の準備をする、心温まる物語。

絵本を読んだ後は、一緒にお団子を作ったり、ベランダや庭で月を眺めると、行事がぐっと身近で特別なものになります。

2.年齢別で楽しむ!お団子あそび

お月見といえば「お団子」。でも本格的に作るのはまだ難しい年齢もありますよね。年齢に合わせた“お団子あそび”なら、小さな子から大きな子まで楽しめます。

・・・0・1歳:小麦粉ねんどあそび

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小麦粉と水を混ぜるだけでできる小麦粉ねんど。
万が一口に入っても安心で、やわらかい感触に夢中になります。
◎ 丸める動作は指先の発達を促す効果もあり、「ころころ、お団子だね」と声をかけながら遊ぶと親子のやりとりも豊かに。




・・・2・3歳:粘土でお団子づくり

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粘土を使って「お供えのお団子」を作ると、遊びながらお月見の雰囲気を楽しめます。
◎「いくつ積めるかな?」「お皿に並べてみよう」と、遊びの中で数や形の感覚も育ちます。

・・・ 4・5歳:白玉団子を一緒に作ろう

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少し大きくなったら、実際に白玉粉をこねてお団子を作るのがおすすめ。
丸めてゆでた団子をきなこやあんこで食べると、お月見がより一層特別な思い出になります。
◎火や熱いお湯を扱うときは大人がサポートしながら、「本物のお団子」を一緒に味わいましょう。

3.まとめ

今年の十五夜は 2025年10月6日(月)。夜空に浮かぶ「大きなお月さま」を眺めながら、親子で絵本を読んだり、お団子あそびをしたりすれば、きっと忘れられない時間になるはずです。

絵本はただ読むだけでなく、行事とつなげて遊ぶことで、子どもの想像力や感性をぐんと広げてくれます。
「お月見ってなに?」と聞かれても、絵本とあそびがあれば、親子で楽しく話を広げられますよ。
絵本はただ読むだけでなく、親子の会話や季節を感じる入り口になります。
ぜひお月見の時期に、本屋さんや図書館でお気に入りの絵本を探してみてください。お気に入りの一冊と一緒に、お月見を楽しんでみてくださいね。
(担当ライター:hachi