未就学児から始める剣道のススメ!

この記事は2021年2月2日に作成および更新したものです。
おでかけやご利用の際は公式サイト等で最新の情報を確認してください。
みなさんは「剣道」と聞いてどんなイメージがあるでしょうか?
「難しそう」「かっこいい」「寒そう」「暑そう」
「マイナーなスポーツ」「礼儀が厳しそう」などなど・・・。

野球やサッカー、バレーのように、テレビではあまり放送されないスポーツなこともあり、
よく分からないし、いろんなイメージがあるか出てくるかと思います。

剣道って、柔道と同じく日本古来からのスポーツですが、オリンピック競技でもありません。
ですが、実際にはメリットだらけのスポーツだったりするんですよ。

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剣道って、未就学児からでも始められます。

パッと見、とても難しそうな剣道。子どもから始めても大丈夫なの?
と思われるかもしれませんが、まったく問題ありません。
実際に私と私の子どもが通っている剣道教室には未就学児もいますし、
未就学児から始めて、現在中学生まで続いているという子もたくさんいます。

稽古で最初に教えてもらうのは礼儀作法。最初と最後の挨拶、先生への挨拶など礼儀から学びます。

それから礼の仕方から正座の仕方、竹刀の持ち方、
竹刀の向き、足さばきなど、基本的な作法から始めていきます。
子ども用の道着を着て、子ども用の竹刀を持って、見様見真似で構えてみるだけでも、
子ども達のテンションは爆上がりですよ。

基本的な礼儀作法から学べるのは、大人になっても役立ちますので、
子どものうちから礼儀を身につけるのは大きなメリットですよね。

年齢は関係なく出来る数少ないスポーツ

剣道は子どもの頃から始めてもOKですし、大人になって始める方も多くいます。
また学生時代にやっていて、自分が親になってからまた子どもと再開するという方も多いです。

ちなみに私は小中高と剣道をやっており、
20年経ってから今、子どもと一緒にまた始めているママです。

再開時はさすがに筋肉痛になったり、うまく身体が動かなかったりしていましたが、
子ども達と一緒に稽古をしているうちにだんだんと身体も動いてくるようになりました。

実際、高齢になっても出来るスポーツなので、
4段以上の剣士の方達は高齢の方の方が多いかもしれません。
何歳になっても出来て、年齢に関係なく試合も出来るのは、
なかなか他のスポーツにはない魅力かもしれません。

もちろん子どもの場合、初心者のうちは初心者同士が練習や試合をしたり、
学年別になっていたりするので、そこは安心してくださいね。

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運動神経がなくても大丈夫!

剣道は、実は運動が苦手な子どもでも出来るスポーツです。
野球やサッカーみたいに、足が速くなくても上達しますし、
バレーのようにジャンプ力がなくても上達します。
筋肉ムキムキでなくても上達しますし、背が低くても上達します。

運動神経がなくたって、昇級試験でも上がっていけますし、
段も取得できますし、試合にだって勝てます。

もちろん、それは日々の稽古があってのものですので、
ラクして勝てるわけでも段がとれるわけでもありませんので、
そこはしっかり稽古をしていかなければいけません。
ただ本当に、スタート時はみんな大差がないところから始めるので、
稽古を頑張ったら頑張った分、上達していける点は、子ども達の自信にもつながりますよ。

段を取得したら履歴書に書けます!

小学生は1級までしか取得できませんが、中学生からは段を取得することが出来ます。
初段から始まり、二段、三段、四段と続いていきます。ちなみに現在の最高位は八段です。

初段からは履歴書に書くことが出来るので、これだけでも大人になってから
履歴書に書く際にはちょっとした特技になりますよ。
それだけでも大体周りからは「おっ!?」と思われます。
ちなみに中学生から始めた子でも、普通に頑張れば
中学生のうちに初段を取得することも、全然可能ですよ。

小さいうちから始めて、きちんと継続した場合、
ほとんどが中学生の段階で初段を取得出来ている子ばかりですね。

チーム戦も個人戦もあり!

剣道は稽古ばかりではありません。当たり前ですが、試合だってあります。
人数が少ないチームは個人戦だけ出場したり、逆に人数が多いチームは
チーム内でレギュラーを決めたりするのが一般的です。
また試合によっては、両方出場することも可能です。

サッカーや野球やバレーのように連係プレーなどは必要がないので、純粋に個人の力が試されます。

基本的に個人戦は個人だけの力で試合をして勝ち上がっていきます。
勝負なので、勝ったり負けたりはありますが、
それだけでも様々なことが学べますし、勝てば自信にもつながります。

団体戦の方は基本的には5人制で、
先鋒同士、次鋒同士、中堅同士、副将同士、大将同士が試合をして
3勝以上している方のチームが勝ちという分かりやすいルールです。
団体戦の場合、自分が勝ってもチームが負けたり、逆に自分が負けてもチームが勝つ、
という事が起こるのも剣道の面白いところですね。


いかがでしたでしょうか?小さな頃から始める剣道のメリット。
少しでも剣道に興味が出てきてもらえたら幸いです。

(担当ライター:近藤恵