【フェーズフリー】で防災を日常に!広島の防災設備を知っておこう!

この記事は2024年2月26日に作成および更新したものです。
おでかけやご利用の際は公式サイト等で最新の情報を確認してください。
phase-free-main
災害に備えながら日常生活を送る「フェーズフリー」という言葉を知っていますか? 

温暖化などの気候変動で、予期できない自然災害は年々強まっていますよね。 
災害によっては、時に大きな災害に見舞われることもあり、災害への日頃の備えが重要です。 

しかし、いくら災害用に備えていても、災害が起きたときに「どこに置いたっけ?」「どうやって使うんだっけ?」と被災直後はパニックになり対応できないことも多いものです。 

日頃から防災に役立つものに触れたり関わったりしながら過ごしていれば、いざという時に役に立つかもしれませんよ。 

この記事では、広島の街中にある身近なフェーズフリー設備や、日常でもできる防災準備を始めた我が家のフェーズフリーもご紹介しますので是非ご覧ください!

▼この記事を読んで分かること
◎フェーズフリーとは何かが分かる。
◎広島の街にあるフェーズフリー設備や施設が分かる。
◎自宅でもできるフェーズフリーが分かる。

この記事を読めば、フェーズフリーを理解し防災に役立つので、ぜひ参考にしてみてください。

1.フェーズフリーで防災とは?!

フェーズフリーと言っても、日常を送る中で、防災を意識しながら過ごすことはなかなか難しいものです。

しかし、自然と日常に溶け込んでいれば、それだけでも防災になりますよね! 
実は、普段生活している広島の街中には、フェーズフリー設備を備えた場所がたくさんあるのですよ。 

広島の街に溶け込んでいるフェーズフリー設備を見つけ出し、災害時にどうやって使うかについても調べてみましたのでご紹介します。

広島の街にあるフェーズフリー設備

フェーズフリーで防災とは?!
フェーズフリーで防災とは?!
いざ災害に遭った時、避難する場所といえば、学校や公園など公共施設が多いですよね。 
普段から何気なく使っている公共施設の中には、災害時に役立つよう工夫した設備を備えている所もあります。

宇品第一公園にあるベンチやあずま屋、公衆トイレの付近にはフェーズフリー設備がありますよ。 
普段から使用しているベンチは災害時に「かまど」に変身したり、あずま屋もシートをかければテント代わりになるよう作られたものがあります。

公衆トイレの近くには、少し小さなマンホールがいくつか並んでいて、よく見ると「災害用トイレ」と書かれています。 
これはマンホールトイレといい、災害時にトイレが使えない場合、下水道管に直接接続し使用できる仕組みになっているのですよ! 

このように、広島県内の大きな公園にはフェーズフリー設備が充実しているところもあります。
私も、防災という目線で詳しく見たことはなかったので、設備の工夫や想像以上の設置数に驚きました! 

お子さんと大きな公園へ遊びに行かれる際には一緒に探してみてくださいね。

広島の防災拠点や防災施設

広島には、普段は地域の人々が集まる憩いの場や生活拠点でありながら、災害時には防災活動の拠点として中心的な役割ができるようフェーズフリー設備を充実させた拠点や施設が各所にあります。 

例えば、宇品の広島みなと公園では、普段は公園の遊び場ですが、災害時は救援のヘリがとまれるように、ヘリポートになるよう設計されています。 

西条にある道の駅のん太の酒蔵では、近隣住民が一時避難できるよう備えているだけでなく、救援部隊が集結し幅広い支援ができる機能を備えた「防災道の駅」として選ばれていますよ。

災害別に強い避難場所を知っておこう

災害別に強い避難場所を知っておこう
ご家族で避難場所は決めていますか? 小学校などの公共施設、親戚の家など様々な避難場所があると思いますが、「起きる災害」によって避難場所を見つけておくことも必要です。

例えば、私の住む地域は公共施設が点在し、豪雨や土砂崩れが起きた時は比較的避難しやすいエリアです。
しかし、災害が津波や大規模な火事の場合、私が避難場所としている施設は対応になっていませんでした!
「高さもあるしいつものところで大丈夫」と思っていたのですが、調べなければ津波が来たときに被災するところでした。

私の住む地域のように、避難場所というものは災害別に設定されていることがあります。 
学校などの公共施設より、近くのビルに逃げ込んだほうが助かる可能性が高い場合もあり、避難対応のビルなどに避難標識が設置されていますよ。

家の周りや日常の行動範囲を歩いて、住んでいる地域の特徴や、避難場所の避難標識を確認し、災害時に適切な場所へ避難できるようにしてくださいね。

2.自宅でできるフェーズフリー

広島の街にあるフェーズフリーを知ったところで、自宅でも防災準備は必要不可欠です。 
「防災リュック持ってるし大丈夫!毎年点検もバッチリ!」であれば完璧!といいたいところですが、中身はどんな時に使うか、家族はみんなリュックがどこにあるか等共有できていますか? 

我が家も最近まで「とりあえず防災リュック」を作って安心しきっていました。 
しかし、大災害の被害をテレビで目の当たりにし、「とりあえず」ではなく生き抜く為に必要な備えをしようと考えました。

災害発生後、急性期と言われる3日~1週間までは、被災による混乱等もあり自力で身を守る必要がある可能性があります。 
フェーズフリー初心者の私は、ひとまず1週間生き抜けるように準備をしてみたのでご紹介します。

生き抜くための防災準備

大きな災害では、とにかく「水」が不足 して困っているというニュースをよく耳にします。 
災害時1人が必要な水分は1日3リットルと言われています。体に取り込む以外の水は更に必要と考えなければなりませんね。 

我が家の場合は、備蓄も兼ねて水を最低でも9リットルは切らさないようローリングストックをするようにしています。 
通常は、スポーツやキャンプなどアウトドアで使用しながら活用していますよ。 
家にあるとどうしても「備蓄だから」 と奥にしまい込みそうになりますが、家族みんなが取りやすい位置に置き直し水の場所がわかるようにしています。 

水の次に必要となる食事では、災害時に電気やガスが使えるかは予測不可能です。 
日持ちする缶詰であれば、日常で使いながら味に慣れたりアレンジ方法を知ったりすることもできますよ。 

我が家では、ふるさと納税などで美味しそうな缶詰を探し、こちらも備蓄しながらキャンプ先で使用するなどしてフェーズフリーを楽しんでいます。 

赤ちゃんがいる場合は、何が起きるかわからない災害時用に、いつもはミルクでなくても保存の効く固形のミルクは1週間分ストックすることをおすすめします!

遊びながら学ぶフェーズフリー

自宅でできるフェーズフリー
自宅でできるフェーズフリーは他にも、日頃から段ボール、ペットボトルといった素材で子どもたちと遊びながらフェーズフリーを学ぶこともできます。 

段ボールを重ねて保温性のある頑丈な部屋ができることを学んだり、ペットボトルでシャワーを作れることを知ったり、様々なアイデアを試すことができますよ。

実際に、渋滞中の子どものトイレで困った際には、ペットボトルで作ったトイレが役に立ったことがあります!
こうして「そうだ、あれが使える!」と家族で災害時に必要なものを共有できることが、フェーズフリーのメリットです。

3.まとめ

ここまでフェーズフリーについて、広島の街中やフェーズフリー初心者の我が家を例に見てきました。 

日頃から使うものと災害時に使えるものを分けず、活用できるといいですね。 
是非、楽しみながらフェーズフリーを生活に取り入れてみてください!
(担当ライター:nami