広島からも!日本とカンボジアのママをつなぐ【Mother to Mother】

この記事は2021年10月29日に作成および更新したものです。
おでかけやご利用の際は公式サイト等で最新の情報を確認してください。
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「忙しいしミシンもないし、園や学校の指定サイズの布小物なんて作れない」
と困ったことはありませんか。

「世界のどこで困窮している自分の子と同じくらいの歳の子に何かできないかな」
と思ったことはありませんか。

カンボジアの貧困家庭のママと日本のママが、お互いを助け合う支援の形があります。
それは、広島からでもカンボジアのママとつながれる形です。

▼この記事を読んで分かること
◎【アジアの子どもたちの就学を支援する会(ASAP)】について
◎【Mother to Mother】について

この記事を読めば、日本とカンボジアのママをつなぐ支援の形を知ることができるので、ぜひ参考にしてみてください。

1.【アジアの子どもたちの就学を支援する会(ASAP)】とは

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カンボジアの教育支援を行うNPO法人【アジアの子どもたちの就学を支援する会(ASAP)】をご存知ですか。

「子どもたちが、あたりまえに学校へ通える世界をつくる」を理念に、東京にある多摩川幼稚園が主体となり2007年に発足、カンボジアでの校舎の建設、学校運営支援、貧困家庭への経済支援を行っています。

カンボジアの子どもたちの現状

カンボジアのポルポト政権下で1975年から起きた大虐殺。
約170万もの人が犠牲となり、とりわけ教師や専門家といった知識人は徹底的に殺害されました。

そしてそれは、1992年にカンボジアに平和が訪れた時、国内に国を建て直す人材が残っていない、という異常な事態を招きました。
ポルポト政権が崩壊してから40年以上が経つ今でもその影響は大きく、「学校がない、学校で教える先生がいない、先生を育てる先生がいない」現状が続いています。
雨が降ると授業ができない校舎、泥水で手を洗う子ども、農村の児童労働など、今なお問題が山積しているのです。

【アジアの子どもたちの就学を支援する会(ASAP)】は、そのようなカンボジアの失われた教育の復興のために活動を続けています。

【ASAP(アサップ)】の活動内容

●学校・先生への支援
校舎や井戸、トイレや図書館、教員宿舎やグラウンドを寄贈しています。
また、学校寄贈後に学校が機能するように、ハード・ソフト両面で継続した支援に取り組んでいます。
「学校に先生がいる」「鉛筆とノートを使って学べる」「学校をきれいに」がようやく当たり前となってきたそうです。

●貧困家庭への就学支援
公立校の授業料は無料ですが、制服や文具が買えないといった貧困が理由で中退していく子どもは少なくありません。
そこで、通学リュックや制服の寄贈などの支援を行っています。
支援開始当時50%以上だった支援地区の未就学児童は現在ゼロになったそう!

●Mother to Mother
子どもが使いやすい布小物が手に入る日本のママと、現金収入を得ることで子どもを学校へ通わせられるカンボジアのママをつなぐ支援の形です。
貧困で子どもを学校に行かせられないカンボジアのママも皆「お金があれあば我が子を学校に行かせたい」と思っています。
そんなママたちが、日本のママに代わって縫うことで現金収入を得て、わが子を学校に行かせるのです。
現地で縫製技術指導や作業場の環境整備も行っています。

2.日本とカンボジアのママをつなぐ【Mother to Mother】

これら【ASAP(アサップ)】の活動のうち、私たちが目に見える形でカンボジアのママとつながれるのが【Mother to Mother】です。

もう少し詳しくお伝えしますね。

【Mother to Mother】について

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日本の幼稚園・小学校では、入園・入学時に指定サイズの「布小物」を用意しますが、仕事や子育てで忙しいママがこれを作るのはハードルが高く、ミシンが家庭にないこともあります。

そんな日本のママに代わって、貧困で子どもを学校へ行かせられないカンボジアのママが布小物を手作りし、それを日本のママに買ってもらうことで、子どもを学校へ通わせることができます。

1針1針心を込めて縫われた製品は、ママはもちろん現場の先生にも大好評だそう。

売上は【ASAP(アサップ)】からカンボジアのママへ渡り、Win-Winのフェアトレードが成立しています。

販売している商品

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・きんちゃく袋(小・片紐/17×19㎝)230円
・きんちゃく袋(小・両紐/20×24㎝)400円
・きんちゃく袋(中/23×30㎝)500円
・きんちゃく袋(大/33×34㎝)600円
・袖なしスモック(110・120サイズ)1,600円
・長袖スモック(100サイズ〜)1,800円〜
・お弁当袋(深さ16㎝/底16×10㎝)700円
・エプロン&三角巾セット1,900円
・ランチョンマット(小/33×26㎝)200円
・ランチョンマット(大/50×37㎝)500円

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購入は、上記QRコード先のWebショップから。
またはこちらから。

各種キャッシュレス決済にも対応しています。

3.まとめ

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【Mother to Mother】の製品の販売は、個人はもちろん幼稚園・保育園・小学校でのまとめ注文もOK。

「我が子の学費がほしい」カンボジアのママと、「園用の布小物の準備が大変」な日本のママ。
直接会うことはないけれど、同じく子育てを頑張るママ同士がつながれたらとても素敵なことですね。
最近、SDGs参加を呼びかける声をよく耳にしますが、わが子に必要な物を揃えることで、簡単にSDGsの活動に参加もできます。

興味がある方はぜひ、【アジアの子どもたちの就学を支援する会(ASAP)】のホームページもご覧ください。

(担当ライター:編集部)