【絵本の選び方~その②】読んだあと“遊びたくなる”絵本4選

この記事は2025年12月20日に作成および更新したものです。
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冬休みや年末年始は、いつもより家族や親せきが集まる機会が増える季節です。
子ども同士で遊ぶにぎやかさもあれば、年齢差がある兄弟やいとこたちの関わり方に悩む場面も少なくありません。
「みんなで楽しめる遊びはないかな?」と頭を悩ませる大人も多いのではないでしょうか。

そんなとき、1冊の絵本が“遊びのきっかけ”をくれることがあります。
読んだあとにそのまま遊びへ発展し、親子はもちろん、兄弟・いとこみんなで楽しめる。
特別な準備は必要なし。
冬の室内でも戸外でも、すぐに始められる。。。そんな“遊びたくなる絵本”を4冊紹介します。

▼この記事を読んで分かること
◎幅広い年齢差でも遊びへと広がります。
◎特別な準備がなくても、楽しく遊ぶことができます。
◎絵本の時間が、家族の心をつなぐきっかけに!

この記事を読めば、絵本が遊びにつながる魅力が分かるので、ぜひ参考にしてみてください。

1.うずらちゃんのかくれんぼ

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『うずらちゃんのかくれんぼ』きもと ももこ(福音館書店)

うずらちゃんとひよこちゃんが草むらにかくれます。
「どこにいるかな?」とページをめくるたびワクワク。

「もーいいかい!」「まーだだよー!」「もーいいかい!」「も―いいよー」のフレーズもだ大好きです!

読み終わった瞬間に始まる“リアルかくれんぼ”

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読み終わったあと、大人が「かくれんぼしてみる?」と声をかけるだけで、子どもたちは一気にワクワクした表情になります。
「もーいいかい!」「まーだだよー!」「もーいいかい!」「も―いいよー」のやりとりがとってもかわいいです。
最初は簡単な所に隠れるのですが、徐々に大人が本気!子どもたちは大盛り上がりです。
「そんな所こに隠れたん!?」「またそこ〜!?(笑)」そんな、やり取りもとても楽しく、子どもたちの成長を感じたりもします。時間があっという間です!
●安全に楽しむための“年齢に合わせたお約束”
遊びの前には、子どもに合わせたお約束も忘れずに。
「お風呂場は隠れない」「外には出ない」など、簡単なルールを伝えるだけで安心して楽しめます。
小さな子には大人がついて一緒に探したり、一緒に隠れたりしながら、年齢差のある兄弟や親せきとの遊びにもピッタリです。

2.もりのおふろ

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『もりのおふろ』西村 敏雄(福音館書店)

動物たちが、森のお風呂に入っていくほのぼのした雰囲気が魅力の絵本です。

ページをめくるたびに動物がやってきて“ごしごし しゅっしゅっ”と体を洗う姿が描かれていて、子どもたちはすぐに真似したくなります。


“ごしごし しゅっしゅっ”でみんな笑顔に

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この絵本を読んだあと、お風呂時間に大人が「ごしごし、しゅっしゅっ」と声に出しながら子どもの背中を洗ってあげると、嬉しそうな表情をします。
「お母さんの背中も洗って?」とお願いすると、また「ごしごし、しゅっしゅっ」と自然に始まります。
このやりとりだけでお風呂が一気に楽しい時間に変わります。
絵本のリズムに合わせて体を動かしたり、スキンシップも深まるやさしい気持ちの時間になります
冬は生活リズムが崩れやすい時期でもありますが、お風呂の時間を“1日の区切り”として安定させる助けにもなります。

3.しりとりのだいすきなおうさま

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『しりとりのだいすきなおうさま』中村 翔子 作・はた こうしろう 絵(鈴木出版)
この絵本の王様は、食べ物や身の回りのものまで、何でもしりとりにしてしまうほど大好きです。

食事のときは、家来たちがしりとりになるように料理を並べなければなりません。

でも、ある朝ごはん、家来たちは王様をちょっぴりこらしめる作戦を考えます。
子どもは王様に共感しながら言葉を覚え、親子でしりとり遊びも楽しめる絵本です。

ことばでつながるみんなの遊び

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この絵本のいいところは、読み終えたあとに「じゃあ、しりとりしよっか」と、そのまま遊びにつなげられること。
3歳以上になると、少しずつルールを理解し、順番を守ることも楽しめるようになります。兄弟や親せきが集まったときも、年上の子がフォローしたり、大人が一緒に考えたりしながら、みんなで参加できます。
ごはん前や寝る前、移動の合間など、ちょっとした時間にも遊べるのが魅力。
言葉を通して、笑い声が自然に広がっていきます

4.きょうはなんのひ?

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「きょうはなんのひ?」林 明子 作・瀬田 貞二 絵(福音館書店)
子どもが家の中に、次々とお手紙をかくしていくところから始まるお話。
お母さんはヒントをたどりながら、家の中を探していきます。
ページをめくるたびに、「次はどこかな?」とワクワクが広がります。
最後にたどり着くのは、家族にとって大切な一日。
さりげない「ありがとう」や「だいすき」が心に残る、あたたかい絵本です。

宝探しにつなげて遊びたくなる絵本

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読み終わると、宝探しにつなげて遊びたくなる絵本です。
最初は紙に絵を描いたものや、おもちゃなどを隠して『宝探しあそび』から始まって大人や大きいお兄ちゃんお姉ちゃんと一緒に順番に考えたり、みんなで同じテーマに挑戦したりと、年齢関係なく楽しめるところが魅力。
隠すところを、大人の髪の毛の中やポケットなどにすると見つけた時に大笑いです!遊びがどんどん広がります!

5.まとめ

今回ご紹介した絵本は、どれも読んだあとにあそびへとつながる絵本です。

でも、そのあそびの形はひとつではありません。『うずらちゃんのかくれんぼ』は、体を動かして楽しむあそび
『もりのおふろ』は、ふれあいを通して心がほっとするあそび
『しりとりのだいすきなおうさま』は、言葉でつながるあそび
そして『きょうはなんのひ?』は、宝探しあそびです。

体を動かし、誰かと触れ合い、言葉で遊び、想いを伝える。
そのすべてが、子どもにとっては「生きる力」を育てる大切な経験。
安心できる関わりの中で重ねた体験は、子どもの心の土台となり、成長へとつながっていきます。

毎日じゃなくても大丈夫。
ほんの少し、絵本の時間をもつことで、親子や家族の関係はゆっくり育っていきます。

それぞれの家庭のペースで、絵本から広がる時間を楽しんでもらえたら嬉しいです。

(担当ライター:hachi