はじめての熱性けいれん!病院で教わった対応とリアルな体験記

この記事は2026年5月18日に作成および更新したものです。
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熱性けいれん体験談
急な発熱に伴って、5歳くらいまでの子どもに起こり得るといわれる「熱性けいれん」
名前は聞いたことがあっても、いざ目の前でわが子の体がガクガクと震えだしたら…。きっと、どんなママでも足がすくんでしまうはず。

今回は、私が実際に経験したはじめての熱性けいれんの体験談と、病院で教えてもらった対応、そしてその後の処置についてお伝えします。

「けいれんが起きたらどうしよう…」と不安なママが、少しでも落ち着いて次の一歩を踏み出せるよう、私の経験がひとつの判断材料になれば嬉しいです。

▼この記事を読んで分かること
◎病院に到着した瞬間に起きた、はじめての熱性けいれんへの処置の様子
◎「ただ寝ているだけ」に見えても、酸素レベルが低下していたプロの判断
◎病院の案内から学ぶ、自宅で起きたときの熱性けいれんの対応

この記事を読めば、「熱性けいれんがあった時、どうしたらいいの?」という不安を解消するヒントが見つかるはずですので、ぜひ参考にしてみてください。

1. タクシーがつかまらない!不安な気持ちで向かった病院

子育て中、子どもの急な発熱にはいつもヒヤヒヤさせられます。
我が子がまだ1歳だった時のこと、高熱を出し、下がる様子ではなかったので午後から病院へ向かうことにしました。あいにく車がなく、タクシーも捕まらない…。
焦る気持ちを抑え、ぐったりした子どもを抱えて電車で病院へ向かいました。

2. 受付の瞬間、はじめての熱性けいれんが起きた!

問診表の画像
なんとか病院に到着し、受付をしようとしたまさにその瞬間でした。抱っこしていたわが子の体が、急にガクガクと小刻みに震えだしたのです。
「えっ、何!?どうしたの!?」と慌てて顔をのぞき込むと、目は白目をむき、呼びかけても反応がありません。これがはじめての熱性けいれんでした。

幸いにも病院の中。パニックになって「うちの子の様子が!!」と伝えるだけで状況を把握した看護師さんや先生が駆けつけてくれました。

3. 酸素ボンベが必要だった理由。病院での迅速な対応

そこからは、まさに戦場のような慌ただしさ。けいれんは1分〜2分くらいで収まりましたが、けいれん止めの坐薬(ダイアップ)が入れられ、酸素ボンベが運ばれてきました。

不安で立ち尽くす私に、看護師さんがモニターの数値を見せながら説明してくれました。
「今、少し酸素の数値が下がっているから、空気を送り込んでサポートしてあげようね」と。

「体内の酸素が足りなくなっている」という事態は、素人の私には絶対に判断できないことでした。プロの迅速な対応を目の当たりにし、「病院にいて本当によかった」と心から安堵しました。

4.「寝ている」のと「意識がない」は違う?知っておきたい「けいれん後睡眠」

寝ている子供の画像
処置の間、娘は目を閉じて眠りについていました。実はこれは「(けいれん)発作後睡眠」という状態だそうです。大きなけいれんの後は脳がとても疲れるため、深く眠ってしまうことが多いのだとか。

病院で起きたからこそ、「今は脳を休めている状態ですよ」と教えてもらえましたが、これが自宅だったら「気を失っているの? それとも寝ているだけ?」と震えていたと思います。

5. 自宅で起きたら?病院の案内から学ぶ熱性けいれんへの対応

処置が落ち着いたあと、病院から熱性けいれんの案内をもらいました。そこには、自宅で熱性けいれんが起きた時に、ママ・パパができる対応が分かりやすくまとめられていました。

1. 観察する(時間は?様子は?)
「何分続いているか」は診察で必ず聞かれます。パニックの中では1分が長く感じますが、まずは時計を見て時間を測りましょう。余裕があれば、スマホで動画を撮っておくと、お医者さんに状況が正確に伝わるそうです。
2. 仰向けに寝かせ、抱きしめない
ついギュッと抱きしめたくなりますが、ぐっとこらえて。怪我をしないよう、周りに危険なものがない場所に寝かせます。
3. 衣服をゆるめる
呼吸が楽になるよう、特に首まわりをゆるめてあげます。
4. 顔を横に向ける
吐いたものが喉に詰まらないようにするための大切な対応です。

そして、案内には「5分以上続くときは、救急車を呼びましょう」と力強く書かれていました。

6. 再発を防ぐ!その後の処置とダイアップの「8時間ルール」

その後のケアとして、「8時間後に、もう一度ダイアップを入れる」という処置を教わりました。

熱性けいれんは熱が出始めてから24時間以内に起こることが多いため、この「2回投与」が再発予防の鍵になるそうです。

時間を守って2回目を使い終えたあと、娘に再びけいれんが起こることはなく、次第に熱も下がり、いつもの笑顔に戻ってくれました。

7. 救急車を呼ぶべき?判断に迷った時は…

電話する女性の写真
よくガイドラインで「5分以内におさまり、意識が戻ればタクシーで受診を」という言葉を目にします。でも、実際に経験して思ったのは、「意識が戻る」の判断が一番難しいということです。

先ほど書いた、けいれん発作後睡眠でぐっすり眠っている子どもの姿を見て、「これは寝ているだけだから大丈夫」と自信を持って言えるママは、ほとんどいないのではないでしょうか。

救急の判断基準でも「意識がない」場合は救急車とされています。寝ているだけだと思いたいけれど、もし万が一…その迷いこそが、プロ(#7119や病院、状況によっては119番)に相談していい理由になるのだと私は感じました。

●「#7119(広島県救急相談センター)」とは
専門の看護師さんや相談員さんが24時間体制で待機している電話相談窓口。「救急車を呼ぶべきか」「今見てもらえる病院はどこか」をプロの視点で教えてくれます。
実は後日、自宅で2回目のけいれんも経験しましたが、パニックの中、ここで相談できたのは本当にありがたかったです。

8. まとめ

はじめての熱性けいれんを経験して痛感したのは、ママの直感とプロの判断、両方が大切だということです。

酸素の数値が下がっているかどうかは、病院のモニターがないと分かりません。私のこの体験が、皆さんの「もしも」の時の判断材料のひとつになれば嬉しいです。

この記事を読んでいる皆さんも、迷った時はプロを頼ってくださいね。#7119(救急相談センター)では、状況を伝えると救急車を呼ぶべきかどうかも教えてもらえます。プロの手を借りることは、決して「大げさ」なことではありません。

次回は、その後起こってしまった「2回目でも救急車を呼んだ体験談」をお伝えします。

※大切なお願い※
この記事の内容は、あくまで私の実体験と、その時に受けた説明に基づいたものです。熱性けいれんの症状には個人差がありますので、実際の対応や処置については、必ずかかりつけのお医者さまの診断と指示を仰いでくださいね。
広島県救急相談センター(#7119)
「今すぐ病院に行くべき?」と迷った時の強い味方。
24時間対応です。
小児救急電話相談(#8000)
夜間や休日の子どもの急病について、看護師さんや医師からアドバイスがもらえます。
救急車(119)
パニックになると意外と忘れがちな番号です。落ち着いて、場所と状況を伝えてくださいね。

(担当ライター:霜月みあ