この絵本の名前、一度は聞いたことがあるかもしれませんね。
最初は小さかったあおむしが、毎日色んなものを食べてどんどん大きくなって、
最後はキレイな蝶になるお話です。
この絵本の面白いところは、物語がそのまま歌にもなっているので、
子どもたちも一緒になって歌って、話を覚えていくことが出来るのです。
動画サイトにもよくありますし、保育園でもよく習う歌の一つでもあります。
やわらかいピアノの伴奏から始まって、ゆっくりと始まります。
第一章が終わった時から、軽いテンポになって、ここから少しずつあおむしが食べ物を食べていきます。
月曜日、火曜日、水曜日と、一週間毎日ビックリするくらい
いろんな食材を食べていく歌を子どもたちは楽しくどんどん覚えていきます。
歌と一緒に食材の名前も覚えていけるので、ここもポイントが高いですね。
勢いよく食べ続けて、途中でお腹が痛くなってしまうのですが、それでもまだ食べます。
ゆっくりなテンポになったり、軽いテンポになったり、抑揚がついているので、
子ども達も飽きずに歌に引き込まれていきます。
全部食べ終わったあとは、しばらくして無事に大きなちょうちょになって
羽ばたいていく様子を見て「あぁよかった~」という子ども達の顏には癒されますね。
歌で覚えているので、私の娘も小学生になってからもずっと覚えている絵本の一つです。
『はらぺこあおむし』
作/エリック・カール
訳/もりひさし
偕成社