食べることは、生きること。親子で食育｜広島の子育て「ママの笑顔がみんなを元気にする」ママンペールweb

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食べることはただの「エネルギー補給」ではありません。
食べ物に対する感謝の気持ちや、体に必要な栄養を知ることは、子どもたちの健やかな成長に欠かせません。
そこで今回は、食育指導士の瀬川先生に、食育ってなんなのか？どうして大切なのか？についてお話を伺いました。

先生おすすめ！家庭で簡単に実践できるレシピもご紹介します。

Q1. そもそも「食育」ってなに？

体に良いものを食べさせたいけど思ったように食べてくれない！結果、ついつい子どもの好きなものに偏ってしまい、食べさせることは難しい！と感じたことはありませんか？

そこで発揮するのが「食育」です。食育は、単に体に良いものを食べさせることではなく、本当に美味しいものを選んで食べることのワクワクドキドキを一緒に体験することです。美味しいってこんなことなんだ！食べることって楽しいね！を重ねることで、お子さんの方から「体に良い食」を選んでくれるようになります。

Q2. どうして「食育」が大切なの？

パパ・ママが社会でたくさんの情報やストレスを感じて生き抜いているように、子どもたちも小さな社会の中でたくさんの情報に触れ、思った通りにいくことやいかないことなど、たくさんの経験をしています。

そんな時、前向きに生きていく心と体を作ってくれるのが「食」です。37兆個の体の細胞が元気だと、自然と頭や心が安定して動きます。その細胞は食べたものでしか作られていません。食育は、生きる力を育み、知力・体力を伸ばしていくための土台と言えるでしょう。

Q3. 家庭でできる「食育」って？

子どもは遊ぶこと、特に創造することが大好きです。清潔にした手で本物の食材を見て選び、におい、触って、食べてみましょう。五感をフル活用することで、それが何でできていて、どんなところで、誰が作っているのか、会話してみませんか？もしかしたら、自分が育てた野菜は格別に美味しいかもしれません。

食への興味と感謝の気持ちを、遊びから育んでいけると楽しいですね！

栄養バランスはもちろん、
お手軽にできる幼児が喜ぶレシピを
瀬川先生がご紹介！

一緒に丸めて転がそう『揚げないコロッケ』

＜材料＞ 4人分

●じゃがいも…2個（200g）
●玉ねぎ…50g（1/2個）
●人参…25g（1/4本）
●合いひき肉…100g
●塩麹…20g（大さじ1）
●パン粉…適量（15g）

＜作り方＞約20分

① じゃがいもを茹でて皮をむき、マッシュする
② 玉ねぎ・人参は粗みじん切りして合いひき肉と炒める
③ ①②を合わせて塩麹で味付けし、好きな形に形成する
④ パン粉をフライパンで炒ってきつね色にする
⑤ ③にまぶして出来上がり

Point！

油を使わずできるコロッケです。お野菜のビタミンとお肉のタンパク質をバランスよく摂取することができ、塩麹を使うことで素材の旨味を引き出し、腸内環境を整える効果も期待できます。

まごわやさしい『お魚ボール』

＜材料＞ 4人分

●鶏ひき肉…100g
●豆腐…50g
●ごま…20g
●乾燥ひじき…5g
●人参…50g（1/2本）
●シーチキン…100g
●干し椎茸…1枚
●じゃがいものすりおろし…大さじ１（15g）
●水…1リットル
●醤油…大さじ1（20g）
●水溶き片栗粉…大さじ1（大さじ3の水で溶いたもの）

＜作り方＞約20分

① 水で戻した干し椎茸・人参・乾燥ひじきを小さく切る
② ①に鶏ひき肉・豆腐・ごま・じゃがいものすりおろしを加えて混ぜる
③ 鍋に水を入れて沸いたら弱火にし、②を丸く形成しながら入れて煮込む（約10分）
④ お魚ボールを一旦取り出して器に盛り付ける
⑤ 煮込んだ後の出汁に醤油を加え、水溶き片栗粉を加えて再沸騰させてトロミをつけ、④にかけていただく

Point！

ま（豆）・ご（ごま）・わ（わかめなどの海藻）・や（野菜）・さ（魚）・し（椎茸）・い（芋類など）を１つにした、成長期のお子様に必要な栄養素がしっかり入っています。ふわふわ食感で離乳食にもなります。