国際バカロレア

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■国際バカロレアとは?

「国際バカロレアInternational Baccalaureate」(以下IB)をご存知ですか?今世界で最も評価が高い国際教育プログラムです。1968年に始まり、国際的に通用する大学入学資格(国際バカロレア資格)を与えられることや、世界の複雑さに対処できる児童生徒を育成することなどを目指しています。2020年時点、158カ国、5402の教育施設で7232のプログラムが提供されていて、現在も導入数を増やしています。


■IBのメリット

IBは16〜19歳を対象としたIBCPとDP、11〜16歳を対象としたMYP、そして3〜12歳を対象としたPYPのプログラムに分かれています。これまで教育において重要視されてきた知識や暗記中心の学びだけでなく、「全人教育」「探究的な学び」「多様性の尊重」「国際感覚の育成」「能動的な学び」など、グローバル化に対応できるスキルと資質を身につけた人材育成を目指し、年齢に応じた内容で構成されます。また、IBの大学入学資格としてハーバードやオックスフォード、東京大学や広島大学など国内外の一流大学においても入学要件として認められています。


■IBの価値

IBは上記の通り「世界の一流大学へのパスポート」とも言われ、日本でも政府が認定校を大幅に増加させる目標を立てました。現在は公立校でも導入校が全国で増えています。
経済界においても、日本経済団体連合会が「世界を舞台に活躍できる人づくりのために」というレポートの中で、IBが「グローバル人材を育成するうえで有効な手段の一つ」と述べています。教育・政治・経済の各分野においてIBが高く評価されていることがわかります。


■日本初のIB認可保育園!?

つきのひかり国際保育園は認可保育園として日本初となるIB認定園を目指しています。現在候補園の段階で、2021年中に認定園になれるよう準備を進めています。日本の質の高い保育を提供する「認可保育園」としての良さと、世界基準の「国際バカロレア」の良さが融合したときに、これまでにない新しい教育・保育の提供ができると考えています。
今、世界はまさに未曾有の問題に直面しています。新型コロナウイルス、地球温暖化、貧困、災害、紛争など様々な社会問題を解決するために、これからますます変化が激しくなる社会を生きる子どもたちにとって、IBを通して培われる世界で活躍できる「人間力」の育成がますます大切になっていくことでしょう。


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望月主税-統括園長