EdTech(エドテック)なくして、コロナ禍の新教育を語ることができません。つまり、今、AIネイティブ時代においては、対面式指導とオンラインの組み合わせによる教育様式を創出し、実践するチャンスなのです。
例えば、これから展開をする幼児が教える学習(リバースメンター)のプレゼンテーションです。
まず、プレゼンテーションする領域の対面式指導により基礎・基本を身につけます。
次に、それぞれがリーダーとなり、その習熟度をプレゼンテーションします。その結果、論理的に思考し、論理的に話す能力を身につけ、絶対肯定感に転じることができます。
N(ナレーター)を教師が行います。
【N】積木のプレゼンテーションをしましょう。
①封筒の口を、はさみで切りましょう。
②中身を出してそれぞれ調べましょう。
③先生役が、何番目になるか確認しましょう。
④答えの確認は、お母様が行なってください。
⑤自己紹介をしましょう。
【N】では先生、進めてください。
【T1】「わたしは、……です。どうぞよろしくおねがいします。」
Q、「つみきのかずを、おはじきでかぞえましょう。」
【N】それぞれの置いた様子を、先生に見せましょう。
Q、「なぜ、そのようにおきましたか。」
A、「みえないつみきがあるからです。」
【T1】「いちばんうえにおくのが、いいですね。」
【T2】「ぼくは、……です。どうぞよろしくおねがいします。」
Q、「つみきのかずを、えんぴつでかぞえて、そのかずをはっぴょうしましょう。」
A、「九こです。」
Q、「なぜ、そのようにしるしをつけましたか。」
A、「おはじきのかわりのところだからです。」
【T2】「そのとおりです。」
【T3】「ぼくは、……です。どうぞよろしくおねがいします。」
Q、「では、かくれているつみきのかずをいいましょう。」
A、「二こです。」
【T3】「よくわかりましたね。」
Q、「みえているのは、なんこですか。」
A、「七こです。」
【T3】「すごいですね。」
【T4】「わたしは、……です。どうぞよろしくおねがいします。」
Q、「つみきのめんとめんにのりをつけました。のりのついたところは、いくつでしょうか。」
A、「十八です。」
【T4】「よくかんがえましたね。」
「では、きょうのつみきがくしゅうをおわります。」
二〇二一年四月入学入試問題の難易度は、思いのほか高度なものでした。子どもの無限の潜在能力を自覚させ、自らその能力を開花させねばなりません。
※Tは、「先生」の略です。Nは、「ナレーター」の略で指導者です。