今の学びが未来をつくる

幼稚園や保育園で過ごす時間は、お子さまの成長にとってかけがえのないものです。遊びや生活の中で身につける力は、すべて小学校での学びにつながっています。文字や数の知識だけでなく、友だちと関わる力、先生に気持ちを伝える力、最後までやり遂げる力――こうした「生きる力」が、これからの学びの土台となります。今の園生活を大切にしながら、次のステップへの準備を進めていきましょう。

遊びの中で育つ学びの芽

園での遊びは、単なる楽しみではなく、学びの入り口です。ブロック遊びで考える力を育て、絵を描くことで表現力を伸ばし、友だちとのやり取りで社会性を学びます。こうした経験は、小学校での「学びに向かう姿勢」を支えます。

【ご家庭でできることの例】
・一緒にブロックや積み木で遊び、「どうしたら高く積めるかな?」と問いかけて考える力を育てる。
・絵を描いたら「どんな気持ちで描いたの?」と聞き、表現する喜びを共有する。
・友だちとの出来事を聞き、「そのときどう思った?」と気持ちを言葉にする練習をする。

こうした対話は、遊びをより深い学びに変える鍵となります。

小学校とのつながりを意識する

小学校では、園で育った力をさらに広げていきます。たとえば、園での「自分で考えて行動する」経験は、授業での発言やグループ活動に生きます。また、生活習慣の積み重ねは、学校での自立につながります。

【ご家庭でできることの例】
・朝起きて顔を洗う、着替える、食事をするという一連の流れを自分でできるように促す。
・食事の後の片付けや、外出時の持ち物準備を「自分でやる」習慣をつける。
・絵本の読み聞かせの際、「次はどうなると思う?」と問いかけ、考える力を育てる。

こうした習慣や会話が、学びに向かう姿勢を自然に育てます。

安心安全な居場所づくり

幼稚園や保育園と小学校は、子どもの成長を支えるパートナーです。保護者の皆さまと学校が協力し合うことで、お子さまは安心して次のステージに進むことができます。どうぞ、今の園生活を楽しみながら、子どもの「やってみたい」という気持ちを大切にしてください。

【ご家庭でできることの例】
・「できたね!」と努力を認める言葉をかける。結果よりも過程を褒めることで、挑戦する意欲が育ちます。
・失敗したときは「次はどうしようか?」と一緒に考え、解決する力を養う。

私たちも、春からの学校生活が笑顔で満ちるよう、しっかり準備を進めています。共に、お子さまの未来を育んでいきましょう。





上野和之校長