秋も深まり、長袖の装いがすっかり馴染んできた今日この頃。季節の移ろいを感じながら、感性を育むにはぴったりの時期となりました。読書を楽しんだり、美術館や博物館を訪れて芸術に親しんだり、舞台鑑賞に出かけたりと、心を豊かにする時間が自然と生活に取り入れやすい季節です。子どもたちにとっても、自分らしい感性を育てる絶好の機会となることでしょう。
感性を磨こう!
音にあふれる日々
10月には運動会が行われ、来月には音楽会を予定しています。本校では「音に始まり、音に終わる」と言われるほど、日々の生活の中に音楽があふれています。校内のさまざまな場所で、子どもたちの歌声や楽器の音色が響きわたる様子が日常の一部となっています。この秋に実施された異文化体験ツアー(台湾コース)では、最終日に台湾桃園国際空港にあるストリートピアノを児童が自由に演奏し始めました。すると、自然と他の児童たちもその音色に合わせて歌い出し、通りがかった人々がその様子を動画に収めるという、心温まる場面があったそうです。この話を聞いたとき、周囲を気にすることなく、音楽を通して一つになれるその姿に、なぎさっ子らしさを感じました。
音楽会
12月に行われる音楽会は、「楽器の演奏」と「合唱」を毎年交互に行っています。昨年度は手作りのマラカスなどを使った「楽器の演奏」の年でした。今年は、子どもたちの魅力あふれる歌声が響く「合唱」の年となります。子どもたちの歌声を耳にするたび、その力強さと表現の豊かさに驚かされます。しっかりとした声量に加え、それぞれの感性が歌に込められ、全体として美しいハーモニーとなって観客を惹きつけてくれます。今年の音楽会では、各学年による合唱に加え、なぎさ公園小学校の合唱部と、広島なぎさ中学校・高等学校の合唱部が合同で歌うプログラムも予定されており、今からとても楽しみです。
冬に備えて
気がつけば、今年も残り2か月を切りました。暦の上では、冬がすぐそこまで近づいています。本校では、立夏から立冬までの間、子どもたちは裸足で生活をしていますが、その期間もまもなく終わろうとしています。足元からも冬の訪れを感じる季節となりました。今年、子どもたちが身につけた感性が、来年にはどのように花開くのか、今からとても楽しみです。子どもたちが日々の生活を思いきり楽しみ、時には困難に立ち向かいながらも成長していく姿を、これからも温かく見守り、応援していきたいと思います。




























