学校での体験

 これからの社会を生き抜く上で、生産性だけを考えるのではなく、革新的なチェンジメーカーになれるよう子供を育てることは重要です。前向きな変化の先導者となり、世界に真の違いをもたらす人になって欲しいと思います。
先導者になるということは、勇気を持ち、特定のリスクを負う準備ができている必要があり、また独立しており、自分で考えることができる必要があります。社会を変えることができるのは、何をすべきか、人生をどう過ごせばいいかを示してくれる人を、常に探し求めているような人ではないのです。2つのシナリオを想像してみましょう。

1.学校で新しいことを学び、新たな世界について理解します。次のタスクは、この新しい世界についての理解を馴染みのない状況に適用することです。
2.学校で教科書の内容を学び、それを繰り返し学び、テストをし、教科書の次の章に移ります。中には放課後、塾で同じ内容を反復する生徒もいることでしょう。

 どちらのシナリオだと、子供の理解はより深くなり、学習者としての自主性をより養えるでしょうか?子供たちの学習は3歳から18歳まで続き、その後同様のシステムでもう数年大学での教育が続くこともあるでしょう。これらの重要な教育は何年にもわたって蓄積され、人生をも変える可能性があるのです。
 どのような形態の教育であれ、先導者になるためにはそれなりの準備が必要となります。自分で決断ができ、問題解決能力を備え、新たな解決策へとみんなを先導できることが必要になってきます。
 国際バカロレア教育では、自分で探求することにフォーカスし、3歳から18歳に達するまでの間に自立心を育てる経験をつませるよう努めています。探求のプロセスの積み重ねは、物凄い速さで変化する世界で成功する鍵になることでしょう。
 15年間の学校教育課程を修了した時に、皆さんは子供にどんな人になっていて欲しいですか?教科書の内容をきちんと暗記し、常に指導者を求める人になって欲しいですか?それともどんな慣れない状況下でも自分が学んだことを適用し、対処できる子になっていて欲しいですか?自分で自信を持って探求し、解決策を探れる子になっていて欲しいですか?
 子供に将来なって欲しい人物像を示し、学校での学びは、なりたい自分へと導いてくれる手段であると考えましょう。教科書に沿った授業は、学校にとっては簡単です。しかし、教科書に沿った学びは、子供の将来にとって一概に有益であるとは言い難い面があるかもしれません。
 子供にいつの日かなって欲しいチェンジメーカーを親御さんもこれから目指してみませんか?





ダミアン校長


scroll