乳幼児が耳を触る理由

耳を触るのは遊び?それとも病気のサイン?
小さなお子さんが耳を触るしぐさはよく見られます。その理由は大きく分けて「遊びや安心感を求める場合」と、「病気が原因の場合」の2つがあります。どのように見極めればよいのかを説明します。
耳で遊ぶ・安心するために触る場合
乳幼児にとって耳を触ることは、ごく自然な行動のひとつです。耳の入り口には「迷走神経」という神経が通っており、ここを刺激するとリラックスしやすくなります。そのため、寝る前に耳を触る子もいます。
また、耳掃除を嫌がる子がいる一方で、気持ちよくなって眠ってしまう子もいます。こうした場合は特に問題はなく、見守ってあげるとよいでしょう。
また、耳掃除を嫌がる子がいる一方で、気持ちよくなって眠ってしまう子もいます。こうした場合は特に問題はなく、見守ってあげるとよいでしょう。
病気が原因の場合
次のような様子が見られた場合は注意が必要です。
•耳をしきりに触るようになった
•風邪をひいた後に頻繁に耳を触るようになった
•耳の入り口が赤くなっている
•耳を触りながら機嫌が悪い
•耳だれがある、痛がっている
これらのサインが見られる場合は、病気の可能性があるため、早めに対処しましょう。
•耳をしきりに触るようになった
•風邪をひいた後に頻繁に耳を触るようになった
•耳の入り口が赤くなっている
•耳を触りながら機嫌が悪い
•耳だれがある、痛がっている
これらのサインが見られる場合は、病気の可能性があるため、早めに対処しましょう。
中耳炎
風邪などが影響して、鼓膜の奥に膿などが溜まる病気です。お風呂や水遊びなどで耳に水が入っても、中耳炎になることはありません。ただ水遊び自体が直接の原因でなくても、アレルギー性鼻炎やずるずるとした青鼻が出ているときは要注意。体を冷やして、鼻をすすっていると中耳に圧がかかり、中耳炎を起こす可能性があります。またプールで飛び込んだときの急激な圧力変化が中耳に影響を与え、中耳炎を引き起こすこともあります。
外耳炎
耳かきや指で耳の中をかくことなどで外耳に傷ができ、細菌が感染することで炎症が起こる病気です。耳内は湿ると非常に傷つきやすくなります。海水や川の水など汚れた水が入り、耳を触ってしまうと細菌や真菌が繁殖し、外耳炎を引き起こします。また耳垢があれば、ふやけて密閉され感染を起こしやすくもなります。
まとめ
乳幼児が耳を触るのは、単なる遊びの場合と、外耳炎や中耳炎などの病気が原因の場合があります。普段から耳を触る子でも、しきりに触るようになったり、機嫌が悪くなったりした場合は注意が必要です。異変を感じたら、早めに耳鼻科を受診すると安心ですね。
