先月、本園では卒園式が行われました。成長した子どもたちが、お家の方へ感謝の言葉を伝えたり、将来の夢を発表したりする姿に、胸がいっぱいになりました。こうしたかけがえのない瞬間は、お母さんにとって何よりの喜びを感じるひとときです。
しかし、子育ては喜びばかりではありません。最近は「子育ては無理ゲー」という言葉を耳にすることがあります。無理ゲーとは、「クリアがとても難しいゲーム」のこと。思い通りにいかないことの連続で、正解も見えにくい。まさに子育てのリアルを表している言葉かもしれません。
実際、昔から「子育てには村一つ必要」と言われてきました。村の住人とリソースすべてを費やして、やっと子どもを一人育てられるという意味です。それほど、子育ては一人や一家庭だけで抱えきれるものではないということです。だからこそ、助け合いが大切になります。
行政や地域の支援は年々充実してきていますが、それに加えて大切なのは、社会全体の「まなざし」です。金銭的な支援だけでなく、子どもや保護者に対する理解や寛容さが広がることで、子育てはしやすくなります。お互いの少しの優しさが積み重なる社会であってほしいと願います。
大豆生田先生という保育業界の第一人者の方がいらっしゃいます。子育てで悩んでいる方は、この方の書籍や発信を参考にされることをおすすめします。しかし、この方でさえ、ご自身の子育てでは悩み、苦戦されたというお話があります。保育のプロが尊敬する存在であっても難しい。それほどまでに子育ては、正解のない“無理ゲー”なのです。
だからこそ、今、子育てをしているお母さんたちへ。毎日、本当によく頑張っていらっしゃいます。誰にも見えないところで悩み、迷い、誉められることもなく、時には公共の場で肩身の狭い思いをすることもあるかもしれません。それでも子どもと向き合い続けている。その毎日の積み重ねこそが、かけがえのない価値です。あなたの存在そのものが、子どもにとって何よりの安心であり、愛そのものです。あなたに、最大限の賛辞を送ります。いつも、心からありがとうございます。
次回は「お父さん、ありがとう」をお届けします!(笑)





























