熱性けいれんの予兆と対応|2回目でも救急車を呼んでいい?実録体験談

この記事は2026年5月20日に作成および更新したものです。
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熱性けいれん2回目の画像
「熱性けいれん」は急な発熱に伴って、5歳くらいまでの子どもに起こり得るといわれています。

熱性けいれんって、一度経験しても、二度目が起きるとやっぱりパニックになりますよね。
「また起きたらどうしよう…」
「二回目以降でも救急車を呼ぶのは大げさかな?」
と、一人で不安を抱えていませんか?

今回は、私がワンオペ中にお風呂場で経験した「二度目の熱性けいれん」の体験談をもとに、知っておきたい予兆や、迷った時の対応についてお伝えします。

▼この記事を読んでわかること
◎「いつもよりポカポカ」は高熱の予兆?見逃したくない体調のサイン
◎救急車は呼ぶ?判断に迷ったときの「#7119」での対応
◎1年間けいれんをゼロに!わが家が大切にしている「予防」のコツ

この記事を読んで、自宅で2回目の熱性けいれんが起きた時、ママが落ち着いて対応するためのヒントになりますので、ぜひ参考にしてみてください。

1. これって熱性けいれんの予兆?「少しポカポカ」でもお風呂は慎重に

ある日、保育園で「今日は体がポカポカしているから気をつけてあげてください」と言われました。自宅に帰っても娘は元気そうだったので、いつも通り入浴。しかしお風呂の温度で、気づかないうちに体温が急上昇し、かなりの高熱に…。

熱性けいれん自体に予兆はありません。けれどけいれんは熱の始めに起こりやすいため、「いつもより体温が高い(ポカポカしている)」「体調が悪いかも」という高熱の予兆がある時は、お風呂を控える勇気も大切だと痛感しました。

2.【実録】お風呂場で起きた2回目の熱性けいれんと私の対応

髪を流そうとした瞬間、娘の体がガクガクと震えだし、目は白目をむいて…。2回目とはいえ、1人で対応中、お風呂場という場所もあり、頭の中は真っ白です。

娘を抱えて部屋へ移動し、「顔を横に向かせて寝かせる」という基本の対応を必死に思い出しました。数分で震えは止まりましたが、娘はそのまま深い眠り(けいれん発作後睡眠)へ。知識はあっても、起きない姿に恐怖で手が震えました。

▼病院で教わった対応方法や、けいれん発作後睡眠についてはこちらです。

3. 熱性けいれんで救急車を呼ぶ?呼ばない?「#7119」で言われたこと

救急相談の画像
1回目の時に対応方法を教わっていたので、救急車を呼ぶべきか猛烈に迷いました。そこでダイヤルしたのが、広島県救急相談センター(#7119)です。

状況を伝えると、「お子さんを起こす必要がある」と言われました。でも、娘はピクリともしません。その後看護婦さんの質問に答えながら詳しく様子を伝えます。熱のせいか呼吸が苦しそうだと、その不安を正直に伝えると、「救急車を呼びましょう」と背中を押してもらえました。

4. 病院で2回目の熱性けいれんが…!救急車を呼んで良かったと確信した瞬間

救急隊員さんに「安定している」と言われ、一時は「大げさだったかな」と申し訳なくなりましたが、待合室で事態は一変。順番待ちしていると娘が静かに泡を吹き顔色が真っ青に…。まさかの2度目のけいれんが起きたのです。
激しい震え(シバリング)や視線の固定も気になり心配続きで、そのまま入院になりました。

「家で様子を見なくて本当によかった」「車で一人で向かわなくて良かった」
あの時、迷いながらも救急車を呼んだ自分の判断を、初めて肯定できた瞬間でした。

5. 2回目以降の熱性けいれん、救急車判断基準

入院中、先生に教えてもらったり自分でも調べたりする中で、「2回目以降でも救急車を呼んでいい目安」があることを知りました。

・けいれんが5分以上続いている
・けいれん後に意識が戻らない(呼びかけに反応しない)
・短時間に2回、3回と繰り返す
・左右非対称な動きをしていたり、顔色が極端に悪い(真っ青など)

そして、診察で必ず聞かれるのがけいれんが何分続いたか動画があると状況も伝わりやすいそうです。

6. みんなはどうしている?2回目以降の熱性けいれん

おくすりや救急車の画像
2回目ともなると「家で冷静に対処しなきゃ」とプレッシャーを感じるママも多いはず。でも、実際に他のご家庭はどうしているのでしょうか?
私の孤独な不安を救ってくれた、病院や街で出会った人たちからの心強いエピソードや我が家の予防方法ご紹介します。

「一人じゃない」と気づかせてくれた、街や病院での出会い

通院生活の中で出会った4児のママさんは、「けいれんだけは慣れなくて救急車を呼んでいた」と話してくれました。
病院でも「熱のけいれんの度、呼んですいません」と申し訳なさそうに救急車を頼る親子に出会い、「みんな同じように迷いながら、わが子を守っているんだ」と実感。一人で完璧に対処しなきゃ、という孤独な不安からようやく解放された瞬間でした。

できればけいれんを起こしたくない。予防の徹底

「もうあんな思いはしたくない」と決めてから、おかげさまでこの1年間は一度もけいれんが起きていないんです。わが家で大切にしている、2つのポイントをご紹介しますね。

① ダイアップ(予防薬)処方の相談
お医者さんと相談し、熱が上がりそうな時、目安の体温を超えたら「けいれん止めの坐薬」を使うようにしました。お守りとして常に持っておくだけでも、心の余裕が違います。

②「熱が出そう」「体調が悪そう」な時はお風呂をやめる
「ポカポカしている」「いつもより元気がない」など、少しでも異変を感じたら、その日はお風呂をお休みして、徹底的に様子を見ることにしました。

7. まとめ

2度目の熱性けいれんを経験して私が学んだ、これだけは伝えたいポイントを3つに絞りました。

①「いつもと違う」予兆を見逃さないで
「ポカポカしている」と感じたら、お風呂は控えて様子見を。ママの直感は、どんな検査よりも早いサインです。
② 2回目以降でも、助けを求めていい
「大げさかな?」と自分を責めないで。迷った時は #7119(状況によっては119)などに頼るのも立派な対応です。
③「予防」の相談で、再発を防ぐ安心を
予防薬(ダイアップ)などの使用について、かかりつけ医に相談してみるのも手です。

何度経験しても慣れることなんてない、本当に怖い熱性けいれん。私のこの経験が、ママの不安を少しでも和らげ、安心へとつながるヒントになれば嬉しいです。

※大切なお願い※
この記事の内容は、あくまで私の実体験と、その時に受けた説明に基づいたものです。熱性けいれんの症状には個人差がありますので、実際の対応や処置については、必ずかかりつけのお医者さまの診断と指示を仰いでくださいね。
広島県救急相談センター(#7119)
「今すぐ病院に行くべき?」と迷った時の強い味方。
24時間対応です。
小児救急電話相談(#8000)
夜間や休日の子どもの急病について、看護師さんや医師からアドバイスがもらえます。
救急車(119)
パニックになると意外と忘れがちな番号です。落ち着いて、場所と状況を伝えてくださいね。
(担当ライター:霜月みあ