実践_岸畑式教育方針

第14回:出産後のママヘ


 産後は、里帰りの文化を生かし、一か月間をご両親の許で過ごすケースが、時代の変化に伴い子育ての中心となるママは、一人で育児書やPC片手に大奮闘しますが、十人十色であり、挙句の果ては、不安や心配からストレスを抱えて「産後うつ」に陥るママも少なくありません。そのような初めてのママへ、経験ママからの事例を伝えましょう。
 赤ちゃんの体のいろいろな機能は、未発達です。唇に触れたものに吸い付こうとする原始反射があり、生まれたときの視力が約30㎝先までが微かに見えている程度です。生まれたばかりの赤ちゃんは、「一日20時間前後寝ること」であり、「泣くこと」だけなのです。自我がない感情表現のできない赤ちゃんですが、快・不快の感覚や、「お腹がすいた。」「痛い。」「おむつが濡れている。」「ゲップが出なくておなかが張る。」「便秘、室温、湿度、ただ寄り添うだけ、寂しいだけ、甘えたいのかも…。」以上は、育児書の中身であり、この通りのお子様とは限りません。

【例1】 畑ママ提供
 低体重で生まれたわが子は、上手にミルクが飲めず、40㏄を一時間かけて飲んだ後は、ベッドに寝かせるが、背中にスイッチでもあるかのように起きて泣いてしまう。この繰り返しが、一か月間くらい続きました。その長さは、永遠のように感じられました。この不安から脱却できたママ友との何気ない会話は、救世主のようでした。「私も上の子のとき、同じような感じで苦労したのよ。でもね、一生そうじゃないから大丈夫よ!」「うん、ありがとう。」

【例2】 松谷ママ提供
 抱っこをしなければ泣いてしまうという時期があり、一日中抱っこをしている日が、一か月間も続きました。「泣かせてはいけない。」と思ったからです。また、他人の目を気にし過ぎていました。この悩みは、ネット情報ではなく、電話を掛けた保健師さんからのアドバイスでした。「赤ちゃんは、泣くものです。いつもどおりの泣き方であれば神経質になり過ぎず、適度に力を抜いて、赤ちゃんと接すると良い。」の言葉でした。

【例3】 村田ママ提供
 産後すぐに、息子は母乳を嫌がり、授乳の体制にするだけで、大声で泣きました。当時は、そんなに嫌なのか、他の子と比較してどうしてうちの子は、こんなに嫌がるのだろうと、とても悩みました。この大きな悩み解消は、広島市制度による助産師さんの自宅訪問でした。「母乳を嫌がるなら、この子がミルクを選んだということだから、お母さんは、悩み過ぎずに、ミルクにしてもいいのですよ。なんと、意志の強いお子さんですね。」赤ちゃんには、まだ意志がないと思っていましたが、一人の人間としてみてくださったことや、私自身を誉めてくださいました。「お母さんは、とても明るい話し方なので、安心しました。大丈夫ですよ。」

 初めてのママの計り知れないストレスは、経験ママや助産師・保健師・産後ケアセンター施設などを利用し、子育てを楽しみましょう。
 最後に、お子様の能力は、生まれて12日目から、ママの声や匂いを受け止めて学習を行っていますので、何をするにも目を見て、声掛けをしましょう。また、本の読み聞かせも忘れないようにしましょう。





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