実践_岸畑式教育方針

第11回:2019年は、母の大工事


 日々、お子様との会話は、単語交換生活で成立していませんか。今、クリティカル・シンキングを求めていることをご存知ですか。つまり、私たちが直面している問題は、日本人として従来と異なるスキルを身につけることです。それは、問題発見能力、解決能力・客観的な情報分析能力と論理的思考力、そして、コミュニケーション能力へと変化することです。これは、幼児の頃から家庭の中で、お母様とお子さんが、論理的に話し、論理的に読み、論理的に書いて、論理的に考えるところから始まります。この2019年は、お母様の大工事時代です。論理の基礎は、①「イコールの関係」②「対立の関係」③「因果関係」の3つです。これらを話し言葉としてゲーム感覚で習得していきます。その場所は、生活でありお母様との会話にあります。この時、論理的な関係を示す接続語を使って、親子問答をしていきます。①イコールの関係は、「つまり」「たとえば」など。②対立の関係は、「しかし」「だけど」など。③因果の関係は、「だから」「なぜなら」など。このような接続語を使うことで、お子さんとお母様は、論理的な頭の使い方を覚えていくようになります。喃語の多い0歳児。始語(しご)をもつ1歳児。言葉を2つ繋いで話す2歳児。「~と」「そして」などを覚える3歳児。話し言葉が完成する4~5歳児。それぞれの生活体験の拡大が、言葉を豊かにしていきます。お子さんの言語発達に合わせて、日々、お母様は、無意識の中に、論理的なトークを展開し、新時代に向かっているのです。さて、幼児の言語発達段階の生活の中での、論理トークを覗いてみましょう。

新生児の例/母「ミルクの時間よ。しっかり食べてお兄ちゃんやお姉ちゃんみたいに、大きくなろうね。」「大きな口を開いてしっかり飲めるね。」このスキンシップが、一方通行的であっても、人への信頼感を育み、次への言語生活へ繋がっていきます。
2歳児の例/論理因果の関係/母「はさみは、危ないからママと一緒のときだけ使おうね。」「はさみは、危ないから駄目だよね。」
3歳児の例/論理因果の関係/母「テレビばかりを見ていると、目が悪くなるから、時間をきめてみようね。」「はあい。今日は、もうおしまいにして、ごはんを食べるよ。」
4歳児の例/論理因果の関係/母「難しい曲が弾けるようになったね。それは、毎日、練習をいっぱいしたからだね。」「わたし、難しかったけれど、弾けたね。」
5歳児の例/論理イコールの関係/母「雑巾をしっかり絞ってね。たとえば、ねじりドーナツのようにね。」「うん、分かった。ぼく、絞り方も塾で習ったから上手だよ。」「さすが、上手ですよ。また、妹にも教えてあげてね。」
6歳児の例/論理対立の関係/母「この絵本は、かのちゃんが読んで、ちゃんと本立てにしまったね。しかし、お兄ちゃんの読んだ1年生の本が片付いていませんね。」「お兄ちゃん、かのちゃんを誉めてやってね。」「ごめんなさい。今、ちゃんと本立てに片付けます。」「かのちゃんは妹だけど、えらいなあ。びっくりしたよ。」

 このように、お母様が論理的に話すことで、お子さんは、論理的な話し方を学習し、生活経験の拡大が言葉を豊富にさせて国語読解力に繋がっていくのです。新時代幕開け2020年に向けて、2019年度は、「論理的会話大工事」完成です。





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