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第48回:ぼくたちの大切な場所


 子どもたちにとって大好きな場所、大切な場所とは、どんなところでしょう。なぎさ公園小学校では、ビオトープが、それにあたります。なぎさの教育~なぎさStyleとは、①季節感を味わう②本物にふれる③五感を養う④文化を育むという特色ある教育です。みんなの心をひきつけるビオトープの魅力を探ってみましょう。


●季節感を味わう

 グラウンドの西の端にあるビオトープは、一年中子どもたちの声でにぎわいます。春~入学したばかりの一年生がビオトープの中を覗き込むのは、水温が少しずつ上がってメダカが泳ぎ始めるからです。夏~初夏のビオトープの水面にピンク色の羽毛のようなネムノキの花が浮かぶ頃には、樹々の葉が生い茂り、セミの鳴き声の響きであたり一面包まれます。秋~ビオトープも実りの季節。ナツメ、ザクロのような大きな実からエノコログサ、カヤツリグサのような小さな実まで、樹々や草が種をつけ、それをついばみに来る野鳥が集まります。冬~カサコソと落ち葉を蹴散らしながら走り回るのが楽しい季節。落ち葉の下ではアカハライモリやカエルが眠っています。四季折々の発見が子どもたちの心をつかんで離さないのです。


●本物にふれる

 開校以来、子どもたちの大好きなビオトープは学校の「宝物」であったものの、維持管理は大変。たくさんの人が関わる「みんなのビオトープ」にするために、ボランティアを募り委員会活動や親子教室などで作業をしながら本物にふれる楽しさを味わってもらいます。時には100人近い人が集まり大にぎわい。参加者は、その後も時折のぞいてはビオトープに愛情のまなざしを注いてくれます。


●五感を養う

 四年生では、自分の木を一本決めて観察を行います。年間の変化や季節ごとに葉の色が変わったり、虫食いの葉が増えたりと様々な変化が起きることに驚きます。二月にあるなぎさ祭の「ビオトープツアー」では、葉をちぎって香りを楽しんでもらったりします。一昨年のツアーで、六年生の児童が「ぼくたちの大切な場所を紹介できて良かったです。参加してくれてありがとうございました。」というのを聞いて、担当教員は、胸がいっぱいになったそうです。


●文化を育む

 これからも、ビオトープが「ぼくたちの大切な場所」であり続けるよう、ビオトープの自然を大切にする、なぎさの文化を育んでいきたいものです。
(参考「ビオトープの四季」理科主任)




なぎさ公園小学校