子育てバンザイ!

【第8回】児童虐待防止法

 広島県のご当地ヒーロー・安芸戦士メープルカイザーです。私は1年を通じて『児童虐待防止活動』を行っていますが、最近になり子育てをしている親御さんからよく質問されるのが【体罰】についてです。確かに体罰は良くありません。しかし、昭和の時代に育った私は、『げんこつ』や『お尻を叩かれる』なんて事は当たり前の時代でした。だからと言って、親や先生を恨んだ事はありません。『げんこつ』にしても、『お尻を叩かれる』事があっても、ちゃんと加減はしていたと思います。
 近年、虐待で怪我をしたり、命を失ってしまうような事件を耳にしますが、必ず加害者から出る言葉が「しつけのため」です。子どもが命を失ってしまうほどの力が『しつけ』には必要なんでしょうか?まだ記憶に新しい、18年3月に東京・目黒区で起きた船戸結愛ちゃんの虐待死事件。この事件をきっかけに、しつけを名目とした児童虐待を防ぐために、児童虐待防止法が20年4月より一部改正されます。改正法では、親は「児童のしつけに際して体罰を加えてはならない」「児童福祉施設の施設長らによる体罰も禁止する」となっています。一言で『体罰』と言っても、範囲についてはどうでしょうか?どこまでが体罰なのか線引きが難しいようにも思えます。その中の説明に『身体に苦痛、または不快感を引き起こす行為はどんなに軽いものでも体罰に当たる』とされているんです。このような内容に、子育てをしている親御さんからは「子育てがやりにくくなる」「自分がちゃんと出来るか不安だ」などの声が寄せられているのも事実です。体罰として指定されている具体例として ①口で何回も注意したが言うことを聞かないので、頬を叩く。②いたずらをしたので長時間正座させる。③友達を殴ってケガをさせたので、同じように殴る。④他人の物を盗んだので尻を叩く。⑤宿題をしなかったので、夕ご飯を与えない。 などとされています。
 昭和の時代のように、しつけの為の体罰はやむを得ないという風潮はまだまだ日本の中には多く、おしりを叩くまでは大丈夫という親御さんは沢山いらっしゃいます。一方、『罰が目的ではない行為は体罰に当たらない』ともされています。線引きがあやふやで難しく、変に制限されてしまうと、どう叱ったらいいかわからない親御さんが増えているようです。不安になる気持ちはわかりますが、私は一児の父親として、しっかりと愛情を注いで自信を持って子育てをしていきたいと思っています。我が子を憎くて叩く親など居るはずがありません。法は改正されても『しつけ』は絶対に必要です。私は愛情がある限り、体罰(暴力)という行為には繋がらないと信じています。


第8回_児童虐待防止法


安芸戦士メープルカイザー_f

LINE_QR