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これからが本番!!『花粉症』

 お子さんの花粉症によるアレルギー性鼻炎は年々増加。その理由には3つあり、《①杉が樹齢のピークを迎えて、一番活発な時期》《②子どもの免疫力の変化》《③親からの遺伝》が挙げられます。しかも花粉症が一度、発症すると病院に行っても治るものではありません。発症前でも花粉にふれる時間をできるだけ減らして、日常的にできることを知り、予防してあげたいものですね。まずは情報を活用して、外遊びや外出の時間帯を検討しましょう。特に飛散が多いのが通園時間と夕方です。マスクを着用するときは、隙間なく口と鼻がちゃんと密着させることが大切です。また家に花粉を持ち込ませないように、帰宅時の衣類はよく払い、洗濯物は部屋干しにすれば、加湿器代わりになり、湿度が保てます。この時期連日、くしゃみ・鼻水・鼻づまりがあるようなら、診察を受けることをおすすめします。
 鼻水、鼻つまりがひどい場合は、
【2歳児まで】こびりついた入口付近を湿らせたベビー綿棒で優しく取り除きます。つまりがひどい場合には風呂上がりに市販の吸引器で吸い取りましょう。風呂上がりに市販の吸引器などを使用すると吸い取りやすくなります。
【幼児】鼻をかむ練習をスタートしましょう。思いっきりかむのではなく、口から息を吸って、鼻からフンっと前に出すのがコツ。上手にできるようになれば、片鼻ずつかむようにしてください。


5歳からできるスギ花粉症の最新治療【舌下免疫療法】

 舌下免疫療法は、アレルギーの原因になるスギ花粉を舌下から服用し、3年間かけて体を少しずつ慣らしながら症状を軽減する治療法です。これまでの症状に比べて約70%の患者さんに効果があったとの報告がなされています。ただ短期間の治療ではなく、3年間毎日服用しなければなりません。月1~2回は通院して、薬の副作用がないかどうか、花粉シーズンにさらに体調の変化などを観察します。服用は1日1回、ベロの下に錠剤を1分間保持おくだけ。運動の2時間前後は使用禁止なので、当院では朝一番に服用してもらっています。特に副作用として起こるアナフラキシーショックは日中よりも舌下直後。病院もすぐに対応できる時間帯です。治療には根気が必要ですが、深刻な症状のお子さんにはおすすめします。


服用方法例

治療薬を舌の下に置き、薬ごとに定められた時間保持した後、飲み込みます。
その後5分間はうがい・飲食を控えます。



今井耳鼻咽喉科