子どもの難聴について
難聴は目には見えないため、放っておくと、言葉の発達が遅れたり、学習やコミュニケーションなどの社会性にも影響をおよぼします。そのため難聴を早期に発見することができれば、就学してからの社会生活や日常生活の支障を減らすことができます。また聞こえない、聞こえにくい状況に耳は慣れてしまうので、子ども自身は訴えることができません。特に片耳が聞こえない片耳難聴、聞こえが低下した軽度難聴などは、周囲からも気付かれにくく、見逃されることがあります。幼少期は親の観察がとても重要になります。
主な難聴
難聴の程度には軽度から重度まであり、その原因は遺伝によるものとそうでないものがあります。遺伝によらないものには、出産の時や、その前後の病気も含まれます。特に気をつけてほしい病気が、出産前なら風疹、出生後であれば中耳炎やおたふく風邪。おたふく風邪と診断を受けたら、子どもの聞こえをよく観察してください。